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アリス本最終について考えてみる
私が、魔女になった理由?
なりたくてなったわけじゃない、と言ったら信じてもらえるかしら。
私はアリス・ルナイトとして目覚めた時点から、お父様の都合で生かされてきた。
……いいえ、それは嘘ね。
私は死のうと思えばいつだって死ねた。不老不死と言っても、弱点はいくつもあるわ。溺れれば死ぬし、極端な話この塔の地下深くで殺されても死ねると思う。
それでも、私は今まで死を選ばなかった。自分で何かを選ぶことすら、どうでもよくなってしまったの。
そう、何もかもがどうでもよかった。生きる理由も死ぬ理由もない。そうして私は『紫苑の魔女』として、誰かの都合に従って生き続けてきた。今は、ちょっと事情が違うけれど、魔女である理由なんてそんなものよ。
どうして、どうでもよくなってしまったのか?
そんなこと、あなたは、知らなくていい。今私がこうしてここにいる理由――私が迎えた結末は、私の内側にだけあればいい。
けれど、一言だけ言うならば、そうね。

――絶望が、『私』を、壊してしまったの。


「不思議の国の紫苑」シリーズ最終章
『キルシウムの幸福論』
 2015年5月発刊予定

やるのかよ!!!(自分でツッコミ)
まだ表紙について夏浦さんと相談もしてないよ!!!
多分5月合わせになると思います、イベント参加の都合上。

あ、こんなこと書いてますけど、中身はいつものアリス本です。
全く御伽話の内容を無視した、似非御伽話テーマの短編集。
ただ、今までの二作と違って、多少「アリス自身の背景」について多めに語るつもりです。
元々三巻で終わらせるつもりだったので、どうじたばたしようとこれが最終。
なのでせめて、アリスの心の内を少しだけ明らかにしてから終わりにしようかなと。

あと、ハッピーエンドがいいよね。おとぎばなしなんですから。
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2014/10/13 16:49 | 創作記録

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