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八束と南雲5
ついったーのログ以下略。
増えたな……。



「八束はどうしてそんなに真面目なのかなー。もっと肩の力抜いていこうよ」
「南雲さんは力抜け過ぎなんです! いつかどろどろに溶けて人の形じゃなくなっちゃいますよ!」
「なにそれこわい」
「そして、どろどろに溶けた後には眼鏡だけが残るのです」
「服は」
■八束はこういう話は怖くないのだろうか。不思議である。

「八束を押し倒すとか、犯罪だろそれ!?」
「落ち着いてください南雲くん。別に三十三歳と二十二歳では、年の差はありますが犯罪でも何でもありませんからね」
「見た目が!」
「……見た目はどうしようもありませんねー」
■ちなみに南雲の話し方ルールには「!を使わない」ってものがあって、これがどれだけ取り乱した南雲なのかがよくわかります。

「あっ、八束がくったりしてる……」
「南雲さんが持ってきたソファ、気持ちいいですね……」
「まずい、八束がダメになったら、俺がまともにならなきゃいけなくなる」
「いいじゃないですか、それで」
「ダメだよー頼むから起きてー。まともな俺とか見ててもつまらないでしょー?」
■人をダメにするソファ、八束編
 しかし南雲は自分がダメである自覚はあるらしい

「何ごろごろしてるんです、南雲さん……、な、南雲さん!?」
「どうしたの、八束」
「南雲さんが、アザラシのぬいぐるみになってるー!」
「そうだね」
「怠惰を極めるあまり本当にアザラシになってしまうなんて……」
「それで、今背後に立ってる俺のことは何だと思ってんの?」
■これは既に小話にしたやつ。

「……この巨大アザラシぬいぐるみ、どうしたんですか?」
「作った」
「本当に何でも作りますね、南雲さん!?」
「抱き枕がほしかったんだよ」
「明らかにソファで寝る気満々じゃないですか! 仕事してください!」
■つづき

「南雲さん、どこ行ってたんです! 係長から仕事頼まれてたのに」
「ごめん、行きつけの菓子屋がセールやってて。ほら、八束の分」
「もらっても、嬉しくないです!」
「まあまあ、とにかく食べてみてよ」
「…………」
「どう?」
「……悔しいけど、おいしいです」
「よかった」
■結局丸め込まれてしまう八束

「八束はほんとかわいいなー」
「髪の毛編まないでください」
「さらつやストレートうらやましいなー俺癖っ毛だったからさー」
「南雲さんの癖っ毛って想像できないです」
「想像しなくていいよ、どうせ二度と戻らないものだし」
「悲壮感ありますね。あと髪の毛編まないでください」
■南雲がどんな髪質だったのかは甘味組曲を参照。ふわふわくるくる。

「最近、豆柴を見ると全部八束に見えるんです」
「末期ですね。手の施しようがありません」
■南雲と綿貫。南雲は八束好きすぎると思う。

「南雲さんが笑ってるところって、見たことないです」
「……思い出せないんだよねえ、笑い方」
「そういうもの、なんですか?」
「どうしてこうなのかは、俺にもよくわからないんだ。いつからかはわかってるけど」
「……いつか、思い出せるといいですね」
「そうだね」
■別に、好きで仏頂面をしているわけではなくて、本当に笑い方がわからない人。

「八束、嬉しそうだな」
「えっ、そ、そんなことないですよ!」
「顔、にやけてる」
「ううっ」
「……いいことだと思うよ。八束がそういう顔してくれると、俺も嬉しい」
「そ、そう、ですか?」
「そういうものなんだよ。俺はね」
■八束はストレートに感情が顔に出てしまうタイプだが、そこが好ましくもある。

「子供扱いしないでください」
「子供っていうか子犬扱いなんだけどさ」
「もっと酷いじゃないですか!?」
■犬扱いを隠してはいない南雲

「南雲さん! 今夜は、大家さん主催『小林巽を嫁にしたい会・湯上荘支部』の会合なんですよ!」
「何それ」
「お隣の小林さんが、アパートの住民に美味しいご飯を振る舞ってくれる日なんです」
「そのネーミングはどうなの」
■これも小話にしたやつ

「矢代さーん、今日矢代さんち泊めて」
「お前は俺の彼女か何かか気色悪い」
「仕方ねーじゃん、家居づらいんだよ」
「……八束が言ってたぞ、妹が彼氏連れてきたんだろ」
「八束ああああ」
「挨拶くらいしろよ」
「顔見た瞬間『妹はやらん』って言っちゃいそうで怖い」
「この馬鹿兄」
「何が嫌って、俺がそれ言ったら本気で怖がられそうで、そしたら彼氏はともかくマコトに嫌な思いさせちゃうじゃん?」
「妹が彼氏と付き合うの、歓迎なのか嫌なのかはっきりしろよ」
「マコトの幸せは祈ってる。でも彼氏はうらやま許さん」
「お前、本当に面倒くさいなー」
■矢代さんは『遠雷と白昼夢』の警察官。南雲から見て一つ上の先輩。
 あと南雲は妹好きすぎて気持ち悪い。

「今度の休みは、まこちゃんと遊ぶ約束をしています」
「八束の口から『遊ぶ』なんて言葉が出るとは」
「南雲さんが散々バカにしてくれたので、今度こそ服を選びに行きたいと思っています」
「……バカにしたのは悪かった。だからそんな目で睨まないで」
■八束は私服を持っていないのだが、多分そのことで南雲が散々なことを言ったのだろう。
 あと、八束は南雲の妹と仲良し。

「この缶、お茶ですか?」
「そうだよ」
「キャラメルって書いてありますけど」
「……八束、フレーバードティーって知らない?」
「何ですか、それ」
「言葉通り、香りをつけてあるお茶。ほら」
「あっ、お茶なのに甘い香り! すごい!」
「お前、時々妙にもの知らずだよな」
■これも小話にしたやつ

「アザラシはいい。明らかに陸上に適していない形状、歩く役には立たない脚、それでいて必死に陸に上る姿。しかし、そうまでしてすることといえば、ただごろごろするだけ。たまらないな、アザラシ」
「怠惰な時間を満喫するために変な努力をする、南雲さんそのものに聞こえます」
■南雲はアザラシが好きだが、その理由がちょっと歪んでる

「南雲さんがIKEAに行ったまま帰ってきません!」
「あー、それは絶対に遭難してますね」
「遭難!?」
「南雲くん、ああいう場所行くと一日帰ってきませんからね。そして翌日も行きます」
「仕事は」
■この前初めてIKEAに行ったんですがその時の感想がまずこれってあたりが

「連続吸血殺人事件?」
「この係が作られる、直接のきっかけになった事件であり、南雲くんが容疑者となった事件です」
「えっ、南雲さんが?」
「ええ。当時同棲していた女性を殺害したとしてね」
■ネタバレだがまあ気にしない方向で。『夏の青亭』関連。

「南雲さんと同棲していたということは、その女性はものすごい猛者なんでしょうね。是非、南雲さんの御し方について、色々教えていただきたかったです」
「八束くん、今の南雲くんで想像してるでしょう……」
「昔は今と違ったのですか?」
「実のところ、僕も事件の後に知り合ったので、それ以前の南雲くんについては何とも。ただ」
「ただ?」
「かつての上司である犀川くんは、『にこにこ笑いながら人の心を折りにかかるタチの悪いドS』と」
「今の方がよっぽどまともなんですか!?」
■犀川は南雲の元上司、綿貫と対照的に超厳しい警部。モデルとなったのは青波が昔やったTRPGセッションのNPC。名前もそこからいただいております。
 過去の南雲が「仕事上」どんな奴だったのかは不明。でも基本はドS。

「……八束はさ」
「はい?」
「ペルソナでいうと天使系だよな」
「何の話ですか?」
「ななちゃん……」
「誰ですか!?」
■八束はなんか正義コミュっぽいよなという話。南雲は刑死者辺りかな……。

「八束は、どっか危ういですよ」
「ええ。わかっていて、彼女をここに配属してますからね」
「……綿貫さん、どうあっても俺をここに縛る気ですか」
「南雲くん、ああいう子、放っておけないでしょう?」
「この狸……」
「狐です」
■綿貫が八束を連れてきた理由の一つは「南雲を逃がさないため」だったりする。

「南雲さんは、車、運転できないんですか?」
「免許は持ってるけど」
「なら」
「死ぬよ?」
「誰が!?」
■南雲は睡眠障害持ちなのでリアルにやばいんです。

「ちょこちゃんとまろんちゃんですか。かわいいですね」
「初対面の奴に懐くのも珍しいんだけどな」
「わっ、くすぐったいですっ」
「……もしかすると、同じイヌ族の匂いを感じてるのか……」
「南雲さん、時々ものすごく失礼ですよね」
■南雲の家では二匹の犬を飼っている(「南雲の犬」ではなく「南雲の妹の犬」)。
 どっちもミニチュアダックス。黒っぽい方がちょこ、淡いブラウンがまろん。

「せっかくなので、名札もつけてみました」
「だから『なぐもさん』って名前はどうにかしない?」
■アザラシのぬいぐるみは「なぐもさん」という名前です。

「南雲さんは動物には好かれますよね」
「そうだね」
「失礼ながら、警察官より、トレーナーの方が向いてるんじゃ」
「俺もそれは十回くらい考えたことある」
■何で警察官なんだよお前は

「南雲さん、まだですか?」
「もうちょっと待って、このミルフィーユとプリンのどちらかにしようとは思ってるんだけど」
「そんなこと言ってると、決められないおじさんになっちゃいますよ!」
「何それ、しまっちゃうおじさんの亜種?」
■私にもわからない。

「そんなこと言う八束はしまっちゃうよ?」
「怖いです」
■多分目が本気だった。

「俺の前世はアザラシだったんだよ八束」
「それはソファから動かない理由にはなりません南雲さん」
■前世は前世、今は今。

「甘味を愛する人は心清き人だよ八束」
「四季の歌みたいなこと言ってないで仕事してください」
■はーるをあいするひーとーはー

「南雲さん」
「ん?」
「ずっと気になっていたんですが、この部屋、広くないですか?」
「確かに、三人で使うには広いかな」
「そうじゃなくて、隣の部屋との間隔を考えると、不自然に広いんです、ここ」
「…………」
「…………」
「キノセイジャナイカナ」
「南雲さん、なにか知ってるんですね!?」
「ダメだよ八束ー、そこは気づいちゃいけないよー」
「なっ、何なんですか!? 気になりますよっ!」
「いいの?」
「え?」
「言っていいの?」
「…………」
「…………」
「まだ、覚悟ができていません」
「賢明な判断だ」
■真相は闇の中

「南雲さんに、恋人がいたなんて……!!」
「八束は時々とても失礼だよね」
■しかし今の南雲基準だと本当に理解できないその現象。

「南雲さん? こんな時間に電話なんて、どうしたんですか?」
「遭難した」
「遭難!?」
「ごめん、それは流石に冗談。電車乗り過ごしたから遅れるって、綿貫さんにも伝えといて」
「南雲さん、電車通勤でしたっけ?」
「違うけど、今日は野暮用があってさ」
「今はどちらに?」
「筑波」
「遠いですね!?」
「折角だから、筑波山観光して帰ろうかな」
「仕事してください」
「サイエンスツアーバスって休日だけだっけ?」
「仕事してください」
■南雲が乗ったのがどの電車なのかはこの会話だけでわかる仕組み。

「八束?」
「ご、ごめんなさい、そのっ、足が震えて……」
「はいはい。待ってるよ」
「……南雲さんは、怖くないんですか?」
「こわいよー」
「絶対に怖がってないですよね!?」
■八束は本当に怖いものがダメ。南雲は恐怖心が薄すぎる。

「南雲ってあれだよな、待盾署に住み着いてる妖怪」
「妖怪扱いなんですか!?」
「だってあいつ、いつ行っても署内にいるんだぞ。無害だとわかってても怖えって」
■多分、他の部署の連中からは大体そう思われている南雲

「すみません、南雲さん。服、濡れちゃいましたね……」
「対策室に着替え置いてあるから問題ない」
「南雲さん、絶対に対策室に住んでますよね!?」
「家には帰ってるよー」
■家には横になるためだけに帰っている南雲

「昼休みは、希望者をつのって『安い、簡単、美味い』をテーマにしたお弁当作り講座を開いてる」
「南雲さんは、絶対に刑事以外の天職がある気がします……」
■だから何で警察官なんだよお前は

「やつづかさんやつづかさん、おなかがすきました」
「ブドウ糖があります」
「……せめて、飴とかチョコはないの?」
「ブドウ糖があるじゃないですか」
「これ、甘いだけであんまり美味しくないんだよなー」
「でも食べるんですね」
■仕事場で隣の人がブドウ糖をもしゃもしゃしていたので

「通れませんね……」
「日頃の行いが悪かったかな」
「南雲さんの行いは、確かによいとは言えないと思います」
「否定はしないけどさ」
■道が土砂崩れで通れません、という前提をいただいた時に湧いた会話。

「対策室に帰りたい……。ふかふかソファと作りかけのテディベアが俺を待ってるんだ……」
「とりあえず、対策室のソファは来客用であって南雲さん用じゃないですからね」
■上の続き。

「頭痛い……」
「南雲さん、大丈夫ですか!? 顔色悪いを通り越して、死体に見えますよっ!?」
「……やつづか……」
「な、何ですか?」
「八束は、病気とか無縁そうだよな……」
「その状況で言うことはそれですか」
■まあ、八束も人間なので風邪で倒れることはあるけど。
 南雲は常に顔色悪いため、正直体調崩すと色々やばいことになる。

「南雲さんは、何も食べてない時間の方が少ない気がします」
「俺の胃袋は宇宙だから仕方ないね」
「パクりはよくないです南雲さん」
■アウト。
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2014/07/19 13:50 | 創作記録

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