幸福偏執狂日記

・雫と緑野

「『緑野』ってありそうで意外と珍しい苗字ですよね」
「お前さんの『朱鷺羽』ほどじゃないけどな、確かに苗字では珍しいかもしれん」
「ちなみに『緑野』でググると９００００件くらい出てきますが、ほとんど苗字じゃないですね」
「……調べんなよ青波……」

「そういや、何で『朱鷺羽』なんて変わった苗字なんだ？　青波作品には珍しいタイプだよな」
「苗字の元ネタはＴｏｍｍｙさんのキャラだそうですよ」
「……また青波は勝手に引っ張ってきやがって」
「あと名前の『雫』は遼さんの」
「ひとまず青波は後で一度ぶっ飛ばすという方向で」

「かくいう緑野さんは確か色縛りなんでしたっけ」
「ああ、『連環楽園機構』でＮＰＣだったからな、その時『苗字は色の名前』縛りでつけた名前の一つが『緑野』だったってわけ」
「お仲間に『赤西』『藍原』『青山』『小金井』等がいますよね」
「でも色の名前でも『赤川』は違うからな。あれは俺たちよりずっと前のキャラだから。言うなれば青波世界の大先輩だ。マジで」
「青波が初めてＴＲＰＧやった時のキャラの名前ですからね……」
「ただその前後にも『スカーレット』とかいたから、元々色の名前縛りが好きらしいぞ、あいつ」

「そういえば上条くんの名前は」
「それはシンの人に聞け」


たまに名前の出典の話をしたくなる。
とっても痛々しく自己満足に。

　
適当に決めているものがほとんどだけれども、こねくり回しすぎてよくわからなくなってしまったものも多い。

こっそりサモンナイト（無印）が出典の深沢智哉とか。
あれ、実は二文字しか変えてないんですよ元ネタから！
外見が長身で黒髪前わけなのも元ネタの名残。きっとタイプ横斬り。

雫の苗字にあえて『朱鷺羽』という字を使うのはこねくり回しすぎてよくわからなくなった理由があるからです。
遡ると元々は「ジョバンニ」なんですよ、雫って（笑）。
意味不明ここに極まれり。
あ、小夜（ヒロインの一人）の苗字は鐘村にしよう（←）。

ネタとしては原形留めてない白土夫妻とかね。
……白土って実は奥さんの方の苗字なんですが。
これ、今でこそ皆「シラド」って読みますが。
本当は「シロド」って読ませて後ろから見るんですよ！
なんて今更絶対に使わない冗談のようでマジな下らない裏設定。
実は元々のコンセプトが「オズの魔法使い」だったんです。
異世界召喚カップルだし、白土夫妻。
もちろん夫の方が犬役な！　名前がわかる人は笑うといい。

で、その異世界召喚設定がほとんど反転に流用されて。
白土夫婦はいつまで経っても日の目を見ない。

楽園のキャラだとあんまりネタがないのですが。
元々英語圏に見えて英語じゃない世界って言っちゃったし。
よくテレサが「白いお化け」とか言われてますが、それ由来じゃないし（笑）。

ああ、これはまだ公開してない空色話題になっちゃうのですが。
ノーグの名前の由来はケルト神話の妖精郷、『ティルナノーグ』ですよ。
ノーグの父親の名前がティルなのも由来は一緒。
で、関係者のブランがやっぱりケルト神話にちなんだ名前だったり。
……ブランだけは真面目に偶然です（笑）。

神話系は結構好きでして。
詳しくないけど名前だけ引っ張ってニマニマしてることが多いです。

そういう意味で楽しかったのは未来空想記シリーズだよな……
あれはほとんどのキャラの名前に意味があるし。
突拍子のない名前ばっかりだし。
マジないわ、「クレセント・クライウルフ」。
「レイ・セプター」も調べてみると結構酷い意味になっております。

でもこの頃から月がらみの名前好きだったんだなー。
シリウスのミドルネームが月だもんな。マーニ。北欧神話の月。

というわけでシトラスも月がらみの名前が出てくる予定です。
主にウサギのサリエルたん周辺で大量発生してますが。
……サリエル本当に月好きな。一応理由はあるけど。