まあヒース本『君は虹を知らない』に収録しているところからわかるとおり、
この物語はエリック・オルグレンことヒース・ガーランドを巡るお話でした。
ちなみに「エリック・オルグレン」の名称は、『千刺万紅』にも書きましたが
ゲーム『キャサリン』に登場する某キャラの名称から着想を得ております。
『キャサリン』がわかる人なら、大体理解していただけると思いますです。
ヒースが元諜報部員であったことは、何かどっかに書いた気もしますが……。
今回の話ではきちんと書きませんでしたが、
エリックはヒース・ガーランドが諜報部に所属する以前から外周に出没しています。
そしてエリック=ヒースは外周治安維持部隊の惨状をかねてから苦く思っていて、
諜報部員という立場を得たことをいいことに首をつっこんだ、というのが
今回のエピソードの真相だったりします。実は。
ヒース、本当に好き勝手やってるよな。
ええと、あとヤスとヒースの関係性ですが、
『イリス』でヤスがヒースに対して敬語なのはヒース・ガーランドがあくまで上司だからです。
いつもは馬鹿にされてる隊長ですが、何だかんだで上下関係はしっかりしてます。
(ヒースがしっかりさせている、とも言う)
ついでに、実はあの部隊、それぞれが植物名のコードネームを持っているんですが、
ヤスだけ「ヤス」なのは多分ヒースが
「だってヤスはヤスで、そして犯人はヤスじゃないといけないんです」
「どういう理論だよ!?」
って感じで貫いたんだと思います。
一応ヤスにもコードネームは存在すると思うんですけどね。笑。
部隊の他の人たちの話は、次の次くらいに開始する予定のリレー小説をお楽しみに。
やっぱりポンコツな連中です。……まあ、一番のポンコツは隊長ですけど。
そんなわけで、ここまでお付き合いありがとうございました!
次の更新は青波の短編を予定しております。再来週くらいかな……お楽しみに。
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