ついに!
ついに発掘した!
「その向こうの向こう側」全巻!!
ついに発掘した!
「その向こうの向こう側」全巻!!
今日、目が覚めたのが既に午後で色々諦めたのは置いておいて。
ええと、「その向こうの向こう側」の話。
何か前に大掃除やった際にクローゼットの奥底にしまった記憶はあったのですが、その後全く発見できずに一年が経過していて(あっ)。
こともあろうに、その後買った最終巻だけが手元にあるという悲劇。
いや、最終巻だけでもぼろぼろ泣いちゃうんですけどとりあえずヴィリッド恋しさに唐突に探し始めてついに発掘に成功しました。
……というわけで今から読み返す。
マジでヴィリッド周りの話は切なすぎる。
この物語は全体的に「切ない」という言葉がしっくり来るよなあ。
「刹那い」でもいい。
異世界迷い込みものの中でもマジで名作だと思っている。
とても重いものを孕んだ話なんだけど、
主人公を取り巻く人たちは、柔らかくて、温かくて、優しい。
すごく優しくて、だからこそ悲しい。
そんな感じ。
主人公の能力が「前を向く程度の能力」だってのがとてもツボい。
彼自身は力もない、ただの小学生なんだけれども。
だけど大切な人の手を取って、しっかりとした足取りで前へ進んでいく。
真っ直ぐに。終わりが見えていても。
そんな、真っ直ぐで真っ直ぐすぎたボーイ・ミーツ・ガール・ストーリー。
ああああああ、もう! もうね!
青波の涙腺直撃なのですよこれ!
この卓越したストーリーテリングに青波は心底ほれています。
何だこれ、すごすぎる。
嫌いになる人が一人もいない話でもある。
登場する全ての人に物語があって。それがいい。
ということを、前にも書いたけどとりあえずまた書く。
キアラがとてもシュンランに見えるんだ……(お前)
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