ので、以下にぺたりと貼り付けておく。
ちなみにこれ書いたのが今年の二月頭みたいですよ。
十ヶ月前の話。
ちなみにこれ書いたのが今年の二月頭みたいですよ。
十ヶ月前の話。
「君が、必要なの」
ここでは誰も、俺なんかに目を留めない。
「君じゃないと、いけないの」
ここでは、俺じゃなくても誰でもよかった。
「だから」
だから。
俺は、今日もここではないどこかへ、俺を必要としてくれる場所へ、旅立つ。
「酷い場所だな」
「だから君と、君の力が必要なの」
「俺の力? 俺はごく普通の高校生男子だぜ」
「でも、ここでは違う。君は、『絶対に死なない』の」
「不死身の英雄ってわけか……面白えな」
絶対に死なないというルール、戦いとなれば銃剣を手に勝手に動く身体。
ゲーム感覚で「世直し」を楽しんでいた俺の前に現れたのは。
「元の世界に帰りたい……ただ、それだけなのにな」
「アヤから手を離せ。撃つぞ」
俺と同じように、「異世界からやってきた」という二人組。
その二人が世界を揺るがし、危機に陥れようとしているのだという。
唯一俺を傷つけることも出来る二人を「殺す」というのが、俺に与えられた役目の一つ。
「守りきってみせるさ。そのために、私はここにいる」
「もう一歩近づけば、わたしは『ディスコード』を抜きます」
「ひゃはははっ、で、手前はどうすんだい?」
「従え、グレイ。我の言葉は世界の総意」
「君がこの世界を好きになってくれれば、私も嬉しいの」
壊れた城、「王」を失った国、小さな争いに満ちた世界を笑いながら駆け抜ける。
その反面、いつも通り俺を置き去りにして、俺の現実も淡々と動き続けていて。
「叔父さんは笑って死んだ。それだけだ」
「センパイは、意外とロマンチストなんだな」
「まあ、話の内容によっては珈琲の一つも奢ってやるさ」
「大丈夫? 何かぼーっとしているみたいだったから」
「避けろ……死ぬぞ!」
はてさて俺が見ているものは夢か現実か。
何も正しかないし、何も間違っちゃいない。
従うべき者を失い、混沌とした世界を駆ける上で俺たちが掲げる法はただ一つ、「自分自身の心」のみ。
何もかもが反転しちまったイカレた物語、これより開幕。
・・・・・・・・・・・・・・
もう、どこからツッコんでいいのか!(爆笑)
今と同じところを探した方が早い、そのくらい違うよ!
あ、ちなみに「グレイ」が現シンです。
グレイの武器は銃剣。ごく普通の。
んでディスコードの持ち主はティナっていう機械人形のおにゃのこでした。
……その辺の事情は旧サイトの旧空色参照ってことで。
世界観がWIND SEA倶楽部の頃の「ユーリス世界」準拠なんで、現「楽園」世界観とは全然違うってのも一つの原因だよなー。
ああ、しかしあまりに違いすぎて笑える。うん。
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