「ようこそ、《鳥の塔》へ」
世界は、音に満ちている。
けれど、その「音」を聴いている人間は、どのくらいいることだろう。
灰色に塗り替えられたこの世界。息をし続けることも難しいこの世界。
音楽というものを愛する人間が決して多くないことを、俺は嫌というほど知っている。
それでも、決して「ゼロ」ではないことも、知っている。
「俺たちは、何のために存在していると思う?」
塔の上のちいさなピアニスト。選ばれた子供の一人。
塔に生きる者たちの心を癒すために、奏でることを求められる存在。
俺はきっと幸運だったのだ。ピアノを弾くための両手があり、弦を叩く音色、奏でられる旋律に幸福を感じる心があったから。
けれど。けれど――。
「なあ、隼」
――『神童』カノン・レオーニ。
「お前は、どうして、ここにいるんだ?」
お前は、どうして、そんな目で俺を見る?
音律歴程 - Amadeus on Cloudy Heavens
多分やらないけど脳内にはある話。
音律番外編で、過去話。
FBK「レコード」の真相編みたいな感じです。
結局のところ『音律歴程』シリーズはどこまでも藤見隼という人間の主観であって、どこまでが事実かなんて誰にもわからないんですけどね。
終末全体が結構そういうところあって、いくつかの視点で一つの物語を再確認したりすることがあります。まあ、どの視点が正しいかはまた別の話として。
そんな風に考えてたら、終末のプレイヤーたち集めて自分のキャラにまつわる話書かせたら面白そうだなーとふと思った。
いや、終末世界観使ってセッションやりたい、って話からの派生でもあるんですが。
いつもの自分は、自分が抱えているキャラたちの物語を紡ぐ過程で、関わるキャラを他の人たちからお借りしている感じです。
で、自分一人で、全キャラの動向を把握するのは無理なので、やっぱりそれぞれのキャラにそれぞれのエピソードを託すのが一番な気がしました。別に、全文書いてもらわなくても、ストーリーだけもらって自分で書くでもよいのですが。
何かお祭り騒ぎの一環としてやってみたいなあ、と思った次第。
終末って、そういう意味でいくらでもそこに生きていく人たちの物語を広げられる(終わりは決まっているが)ので、本当にやってよかったなあ、と思います。
元々、自分が話を作る理由って、小説が書きたいとか物語を完成させたいとか以前に、コミュニケーションが苦手な人間の、一つのコミュニケーションの手段としてなんですよね。
自分にとっては、物語を綴ってサイトに公開するのは、その日の出来事をブログに書いて公開するのと大して変わらない比重。
自分のことを語るのが苦手な代わりに、架空の物語に自分が今はまってるものとか、こういうのが好きっていう思いを託して、そういうものが好きな人に届けばいいなーとのんびり思っているというのが、私の創作活動の根本です。
なので時々他の創作している方との温度差や思考の違いに戸惑うこともあるのですが。
自分は自分として、ぬるぬる物語とも言えない呟きを綴っていければいいなあ、と思うのです。
そうやって綴ってきた話をきっかけに関わってもらったり、その世界が好きとか、その世界を使って物語を作りたいって思ってもらえるのは、とても幸せなことだなあと感じるのです。
多分、それが自分の一番やりたいことだと思うのです。
世界は、音に満ちている。
けれど、その「音」を聴いている人間は、どのくらいいることだろう。
灰色に塗り替えられたこの世界。息をし続けることも難しいこの世界。
音楽というものを愛する人間が決して多くないことを、俺は嫌というほど知っている。
それでも、決して「ゼロ」ではないことも、知っている。
「俺たちは、何のために存在していると思う?」
塔の上のちいさなピアニスト。選ばれた子供の一人。
塔に生きる者たちの心を癒すために、奏でることを求められる存在。
俺はきっと幸運だったのだ。ピアノを弾くための両手があり、弦を叩く音色、奏でられる旋律に幸福を感じる心があったから。
けれど。けれど――。
「なあ、隼」
――『神童』カノン・レオーニ。
「お前は、どうして、ここにいるんだ?」
お前は、どうして、そんな目で俺を見る?
音律歴程 - Amadeus on Cloudy Heavens
多分やらないけど脳内にはある話。
音律番外編で、過去話。
FBK「レコード」の真相編みたいな感じです。
結局のところ『音律歴程』シリーズはどこまでも藤見隼という人間の主観であって、どこまでが事実かなんて誰にもわからないんですけどね。
終末全体が結構そういうところあって、いくつかの視点で一つの物語を再確認したりすることがあります。まあ、どの視点が正しいかはまた別の話として。
そんな風に考えてたら、終末のプレイヤーたち集めて自分のキャラにまつわる話書かせたら面白そうだなーとふと思った。
いや、終末世界観使ってセッションやりたい、って話からの派生でもあるんですが。
いつもの自分は、自分が抱えているキャラたちの物語を紡ぐ過程で、関わるキャラを他の人たちからお借りしている感じです。
で、自分一人で、全キャラの動向を把握するのは無理なので、やっぱりそれぞれのキャラにそれぞれのエピソードを託すのが一番な気がしました。別に、全文書いてもらわなくても、ストーリーだけもらって自分で書くでもよいのですが。
何かお祭り騒ぎの一環としてやってみたいなあ、と思った次第。
終末って、そういう意味でいくらでもそこに生きていく人たちの物語を広げられる(終わりは決まっているが)ので、本当にやってよかったなあ、と思います。
元々、自分が話を作る理由って、小説が書きたいとか物語を完成させたいとか以前に、コミュニケーションが苦手な人間の、一つのコミュニケーションの手段としてなんですよね。
自分にとっては、物語を綴ってサイトに公開するのは、その日の出来事をブログに書いて公開するのと大して変わらない比重。
自分のことを語るのが苦手な代わりに、架空の物語に自分が今はまってるものとか、こういうのが好きっていう思いを託して、そういうものが好きな人に届けばいいなーとのんびり思っているというのが、私の創作活動の根本です。
なので時々他の創作している方との温度差や思考の違いに戸惑うこともあるのですが。
自分は自分として、ぬるぬる物語とも言えない呟きを綴っていければいいなあ、と思うのです。
そうやって綴ってきた話をきっかけに関わってもらったり、その世界が好きとか、その世界を使って物語を作りたいって思ってもらえるのは、とても幸せなことだなあと感じるのです。
多分、それが自分の一番やりたいことだと思うのです。
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