さて、昨日は文藝部OG女子会だったのですが。
色々あって、結婚式の話からノックスの十戒の話になりました。
ノックスの十戒ってこれですね。推理小説を書く際のルールとして知られています。
1. 犯人は物語の当初に登場していなければならない
2. 探偵方法に超自然能力を用いてはならない
3. 犯行現場に秘密の抜け穴・通路が二つ以上あってはならない(一つ以上、とするのは誤訳)
4. 未発見の毒薬、難解な科学的説明を要する機械を犯行に用いてはならない
5. 中国人を登場させてはならない
6. 探偵は、偶然や第六感によって事件を解決してはならない
7. 変装して登場人物を騙す場合を除き、探偵自身が犯人であってはならない
8. 探偵は読者に提示していない手がかりによって解決してはならない
9. “ワトスン役”は自分の判断を全て読者に知らせねばならない
10. 双子・一人二役は予め読者に知らされなければならない
(ウィキペディア:ノックスの十戒)
もともとの文脈としては「ノックスの十戒を改変する」話だったのですが、
何故か話は逸れに逸れて……「ノックスの十戒に『全て』逆らったらどんな話になるのか」という話に。
そうすると大体こうなります。
色々あって、結婚式の話からノックスの十戒の話になりました。
ノックスの十戒ってこれですね。推理小説を書く際のルールとして知られています。
1. 犯人は物語の当初に登場していなければならない
2. 探偵方法に超自然能力を用いてはならない
3. 犯行現場に秘密の抜け穴・通路が二つ以上あってはならない(一つ以上、とするのは誤訳)
4. 未発見の毒薬、難解な科学的説明を要する機械を犯行に用いてはならない
5. 中国人を登場させてはならない
6. 探偵は、偶然や第六感によって事件を解決してはならない
7. 変装して登場人物を騙す場合を除き、探偵自身が犯人であってはならない
8. 探偵は読者に提示していない手がかりによって解決してはならない
9. “ワトスン役”は自分の判断を全て読者に知らせねばならない
10. 双子・一人二役は予め読者に知らされなければならない
(ウィキペディア:ノックスの十戒)
もともとの文脈としては「ノックスの十戒を改変する」話だったのですが、
何故か話は逸れに逸れて……「ノックスの十戒に『全て』逆らったらどんな話になるのか」という話に。
そうすると大体こうなります。
1. 犯人は物語の当初に登場していなければならない
→犯人は物語の当初には登場しない
2. 探偵方法に超自然能力を用いてはならない
→探偵方法は当然のごとく超自然能力
3. 犯行現場に秘密の抜け穴・通路が二つ以上あってはならない(一つ以上、とするのは誤訳)
→秘密の抜け穴・通路は二つ以上存在する
→他の項目で犯人が超能力者なのは確定なので、ワームホールでもあるんじゃなかろか
4. 未発見の毒薬、難解な科学的説明を要する機械を犯行に用いてはならない
→未発見の毒薬、難解な科学的説明を要する機械がどちらも犯行に使われる
5. 中国人を登場させてはならない
→中国人が登場する
→「……でも一人だけ中国人だとしたらそれすごく怪しいですよね」
→「つまり、登場人物が全員中国人ならいいんですよ!」
→「それだ!?」
→「いっそ三国志でやればいいんですよ」
→「確かに中国人だけどさ!?」
6. 探偵は、偶然や第六感によって事件を解決してはならない
→探偵は偶然や第六感で事件を解決する
→2で探偵方法は超自然能力って書いてあるから多分超能力なのだろう
7. 変装して登場人物を騙す場合を除き、探偵自身が犯人であってはならない
→探偵自身が犯人である
→ここまでの結果、探偵=犯人、しかも物語の当初には存在しない
8. 探偵は読者に提示していない手がかりによって解決してはならない
→探偵は読者に提示していない手がかりによって解決する
→2と6からESPで解決するって確定してるし問題なし
9. “ワトスン役”は自分の判断を全て読者に知らせねばならない
→"ワトスン役"はいるけど自分の判断は全く読者に知らされない
→つまり何も語らない役立たず
10. 双子・一人二役は予め読者に知らされなければならない
→双子・一人二役は読者には知らされない
→以上より探偵=犯人=双子の片割れ、しかも物語の当初には存在しない
……一体どんな話になってしまうのか。
正直これで書いてみたい衝動に駆られはするけれど「全員中国人」で難易度が高いwww
三国志でミステリ風SF、とかよくわからない会話になってましたもん。
ちなみに、ヴァン・ダインの二十則も反対にしてみると相当面白いです。
皆さんも是非、無理ゲーに挑戦してみてくださいね!(いい笑顔でサムズアップ)
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