「わたし、本日付で刑事課神秘対策係に配属となりました、八束結と申します!」
「……は? 君が?」
C県警待盾署には、奇妙奇天烈な部署が存在する。
――刑事課、神秘対策係。
「神秘」、もしくは「オカルト」と呼ばれる現象を伴う事件を、他の部署とは独自に捜査し、その正体を暴くこと「のみ」を目的にして組織された、『特異点都市』待盾ならではの係である。
とはいえ、目的そのものが胡散臭いために、他の部署からは軽視され、当の係員である南雲彰も、大して仕事がないのをいいことに、日々怠惰を極めていた。
突然、係長・綿貫栄太郎が、女子中学生と見まごう「新人」を連れてくるまでは。
「呪われたら死んじゃうんですよねまだ死にたくないですお願いします助けてください!」
「綿貫さーん、やっぱりこの子ダメなんじゃないですかねー」
「何とか使いこなしてください」
「投げるんじゃねーよこの狸」
「狐と呼んでください」
これは、オカルト事件の正体を暴く「神秘対策係」のぐだぐだな日常と、時々事件を描いた一年間の物語である。
==============
徐々にイメージが固まってはきている。
(パイロット版書いたじゃねえか)
「……は? 君が?」
C県警待盾署には、奇妙奇天烈な部署が存在する。
――刑事課、神秘対策係。
「神秘」、もしくは「オカルト」と呼ばれる現象を伴う事件を、他の部署とは独自に捜査し、その正体を暴くこと「のみ」を目的にして組織された、『特異点都市』待盾ならではの係である。
とはいえ、目的そのものが胡散臭いために、他の部署からは軽視され、当の係員である南雲彰も、大して仕事がないのをいいことに、日々怠惰を極めていた。
突然、係長・綿貫栄太郎が、女子中学生と見まごう「新人」を連れてくるまでは。
「呪われたら死んじゃうんですよねまだ死にたくないですお願いします助けてください!」
「綿貫さーん、やっぱりこの子ダメなんじゃないですかねー」
「何とか使いこなしてください」
「投げるんじゃねーよこの狸」
「狐と呼んでください」
これは、オカルト事件の正体を暴く「神秘対策係」のぐだぐだな日常と、時々事件を描いた一年間の物語である。
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徐々にイメージが固まってはきている。
(パイロット版書いたじゃねえか)
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