詳しいステージ設定。
気が向いたら書き足したりします。
というわけで以下ー。
気が向いたら書き足したりします。
というわけで以下ー。
■世界観設定
ステージ『トリカゴ』を扱う際に必要となる世界観設定を以下に記す。ステージ使用時の参考にしてほしい。
●時代
年代は特定はされていないが現代に限りなく近い近未来である(=基本的にはDX2に準ずる)。色々と国内、国外ともに少々不安定な時代ではあるが、日本国内の一般的な人々は争いとも、ましてやレネゲイドウィルスをはじめとする異能とも無縁な日常を送っている。
水面下、非日常の世界では「レネゲイドビーイング」と呼ばれる知性あるレネゲイドウィルスが確認され、現在UGNでもその研究が急がれている(※)。
(※)このステージは「ハートレスメモリー」の事件の後を想定しているが、「ハートレスメモリー」を知らなくとも問題はない。
●舞台ートリカゴと現実世界
このステージのメインとなる場所は、何処にあるのかもわからない不思議な場所『トリカゴ』である。現実世界であるかどうかも定かではない。ただし、管理者を中心としたトリカゴの住人が使用する言語が日本語であり、また施設の名称も日本語で書かれていることからおそらく日本国内であると予測できる。
トリカゴは廃墟の遊園地だ。大きく七つのエリアに分かれていて、中央の巨大な『青い鳥の城』にトリカゴを統べる管理者が住まうとされている。
それぞれのエリアの詳しい説明は後述する。
トリカゴの周囲は薄青の霧に取り巻かれていて、その外を見通すことはできない。また、一応出口と思われる扉は存在するが、存在するのみでそこから出入りすることは許されていない。
君たちが普段生きている現実世界は時代背景に記したとおり、現代(に限りなく近い近未来)の日本である。ただし、トリカゴに入る条件(後述)を満たしてさえいれば君が住んでいる具体的な場所は基本的に問わない。自由に設定してもらいたい。
●カゴの扉
世界は情報化が進み、多様な情報が一瞬にして手に入る時代である。その情報が真実であれ嘘であれ。そんな中、ある日突然一つの噂がウェブ上に上った。
「幸せの青い鳥を見つけたら、どんな願いでも叶えてくれる」
「青い鳥がいるトリカゴへの入り口が、とあるサイト上にある」
それだけならば、荒唐無稽なおとぎ話に過ぎない。事実、トリカゴへの入り口とされるウェブサイトのアドレスも広まってはいたが、常に「そんなサイトは存在しない」という画面を表示していた。噂は単なる噂でしかない、それが通説であった。
だが君は何故か存在しないはずのそのサイトを「見る」ことができた。籠の扉と「トリカゴへようこそ」という文面。次の瞬間、君は見ず知らずのトリカゴへ飛ばされていた。どうやらあのサイトが本当にトリカゴへの入り口だったらしいが……
君はこれからあのサイト『カゴの扉』を利用してトリカゴに赴くことになる。青い鳥を見つけ己の願いを叶える、その時まで。
●鳥追い人(トリオイ)
君たちをはじめとした、願いを叶えるべく『カゴの扉』を通りトリカゴにやってきた者は「鳥追い人」、通称トリオイと称される。トリオイはトリカゴの中でのみ不思議な力『武器』を振るうことができる。原則、トリカゴの中で生きている限りトリオイに死の概念は存在しない。
また、トリオイの中にはトリカゴの外と中で外見が異なる者もいる。管理者曰く、トリカゴの中では「己の望んだ姿」で存在することができるというが、何故そのような現象が起こるのかは明らかになっていない。
トリオイは『カゴの扉』を通じてトリカゴと現実世界を行き来することになるが、現実世界でトリカゴについて語ることは許されていない。口外した者には死が待っているというが、真実は不明である。ただし、トリオイになった地点で、トリオイ同士にしか見えない「刻印」が体のどこかに刻まれることになる。
●武器
君たちの手の中にある不思議な力、それがトリオイの『武器』である。トリカゴの中でのみ発現し、トリオイの思うとおりに振るうことが出来る。武器と呼ばれているが、それこそ剣や銃の形を持っているものもあれば、形ない魔法のような『武器』も存在する。トリオイはそれを使って様々な困難に立ち向かっていくことになる。
ただし、『武器』は単なる便利な力というわけではなく、使いすぎるとトリオイ自身がその力に呑まれ、異形の化け物になってしまうこともあるらしい。トリカゴ内には、元トリオイの化け物がいたるところに存在している。
UGN関係者であれば、この『武器』がレネゲイドウィルスがもたらす十二のシンドロームに酷似していることが理解できるだろう。武器に呑まれて化け物と化すのも、オーヴァードのジャーム化にとてもよく似ている。
●管理者
トリカゴを統べる謎の存在、それが管理者である。トリカゴの中心の城に住まい、トリカゴを守るバンニンを統率し願いを叶える青い鳥を有していると言われている。
実際に姿を現すことはないが、トリカゴ内のいたるところに設置されたスピーカーから声のみが聞こえてくる。声だけ聞く限り男のようだが、声を変えている様子もあるため詳細は何処までも不明。
管理者はトリオイたちに青い鳥を手に入れるためのゲームを課す。血で血を洗うようなゲームをどのような思いで見つめているのか……それは本人(?)のみぞ知ることである。
●かごめ遊戯(ゲーム)
トリカゴに集まったトリオイに課される課題。管理者は「かごめ遊戯」と称しているが、トリオイの間では「ゲーム」とのみ呼ばれることが多い。
トリカゴの中の一つのエリア、もしくは複数のエリアに渡って行われる戦いであるが、そのルールは課題によって異なり、トリオイ同士のバトルロイヤルもあればトリオイ同士が手を組んで一つの目的を果たすというタイプの課題もある。それらは全てトリカゴを守る青いローブの男たち「バンニン」によって監視されていて、ルールを逸脱した場合バンニンたちによって粛正されることになる。
他のトリオイを退け勝利したトリオイには、管理者の城にいたるための鍵「青い風切り羽」が与えられる。
トリオイはゲームが開始する直前に管理者によって現実世界からトリカゴに呼び出され、ゲームが終了すると現実世界に戻される。その間現実世界からそのトリオイは消失しているはずだが、周囲はそれを知覚していない。
●青い風切り羽
トリオイの体に刻まれた籠の刻印の中に更に刻まれていく、ゲームの勝者の証。その名の通り、青い鳥の羽を象った刻印である。
これを六枚分集めたトリオイは青い鳥に願いを叶えてもらう権利を得る。ちなみに「ただ一人のみが願いを叶えてもらう」というルールではなく、風切り羽を六枚集めさえすれば誰でも青い鳥に願いを叶えてもらえるのだという。
●黒い少女
ゲームに明け暮れるトリオイたちの前に時折現れる、トリオイでもバンニンでもない存在が黒いワンピースをまとった少女である。外見に似合わぬ大人びた表情を浮かべる少女はトリオイには理解の出来ないような言葉を放ち、現れては消えていく。
ただ、少女はトリカゴの中に何かを探し求めているようである。その「何か」を探すために、君たちに協力を求めてくることもあるかもしれない。
●UGNの動き
トリカゴの噂がネット上で流れるようになったのと同時期から、日本各地で「オーヴァードでない人間の突然のジャーム化」が散発的に見受けられるようになった。その規模はさほど大きくないが、現象としてはとても不可解なものである。また、そのジャームのほとんどが「青い鳥」や「トリカゴ」という言葉を呟いていたとされ、UGNはトリカゴとジャーム化に関連があるのではないかと睨んでいる。
だが、UGNから何人ものエージェントがトリカゴ探しに挑んだが、噂を突き止めながらも『カゴの扉』を見つけられた者は存在せず、トリカゴの場所を突き止めることもできないままである。それ故に、ジャーム化とトリカゴの関係についての調査は遅々として進んでいない。
●FHの動き
FHもまた「願いを叶える」というトリカゴの性質もありトリカゴの行方を追い求めているようだが、こちらもUGNと同様大した成果を上げられてはいないようである。
ただ、FHの上層部がトリカゴについて何かを隠しているような気配もあり、UGNはFHの動きを注視している状態だ。
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