StrayCatさん主催のプロット会、第三回に行ってきました。
前回書いた通り、実は今回は青波のプロットが俎にかけられることに。
がくがくぶるぶるしながら、何とか会場に向かいました。
前回のプロット会でお知り合いになった方も、初めてお会いする方もいらっしゃいました。
行くまではどきどきでしたが、前回よりは場で緊張はしないで済んだ気がします。前回がとても楽しかったので、安心してその場にいられる、というのもあったかもしれません。
今回のプロット提出者は、歩登さんと青波。
今回は三つに班を分けて、それぞれが同じプロットについて話し合い、話し合い時間が終わった時点でそれぞれの班が内容を発表する、という形式でした。
個人的には前回の「班ごとに作者がついて、一定時間その作者の作品について話し合う」形式の方が、話し合いの結果とは別の「思考の流れ」が作者側にも掴みやすかったかなとは思いつつ。でも一長一短な気はします。
自分はStrayCatの小泉さん率いる二班についていました。危うくパワフルさに圧倒されそうになりましたよ……。
まずは歩登さんのプロットを見ながら、思ったこと、気になることを話し合います。
手元のメモによると、二班はこんな感じでした。
(ストーリーに関わる部分は書かないほうがいいのかな……。とりあえず一部抜粋)
1:襲われたとあるが、その後の展開を考えると和姦の方がよいのでは?
→愛情ある家族が壊れていく描写はどうだろうか
2:ママ友と元許嫁を一人で集約できるのでは
3:亜人だからいじめられる、という理由では弱い気がする
何故いじめられるのか
私の場合、(私がそういう奴なので)世界観・設定的な問題は、そういうものだなという前提で。
どうもキャラ視点でものを考えてしまいがちなので、もう少し「そのキャラがそういう行動に出るだけの心理的理由」がはっきりわかれば、もう少しストーリーがクリアに見えたのかなと思いました。
プロットに書かれている内容だけだと、ちょっと主人公の行動方針に首を傾げる点がいくつか。まあプロットなので、多分作者さんの中には明確な性格設定があるとは思うのですが……。
でも物語の流れと、「ひたすらダークな面を見せて、クライマックスで印象的なシーンを持ってくる」という狙いはすごく明確なので、そこまで大きくメスを入れる必要は無いんじゃないかなと思いました。
自分がキャラ主導で超行き当たりばったりな作り方をする人間なので、ここまでキャラクターの個性らしい個性を廃してストーリーの骨組みを示せる、というのは凄いなあと素直に思います。
そして次は青波のプロットです。
青波が提出したプロットは『ラプラスの鳥篭』。
あえて何も言わずに提出しましたが、流石に全く同じシナリオなので気づかれた方も数名。
こちら、『コンバラリアの行方』に載せた掌編「ルンペルシュティルツヒェン」のフルバージョンです。
魔法使いの名門に生まれた青年と、その家の当主が封じていた未来視の悪魔を巡る話でした。
やはり自分の場合、色々詰め込んでしまって、「結局何が言いたいのか」、「何を見せたいのか」という点がぶれまくっていたのが極めて問題でした……。だからこそ、逆に色んな意見をいただけたような気がします。ありがたいことです。
やっぱり世界観設定は元々あるので動かせないのですが、設定としてばらまいた「要素」に対して、一種のステレオタイプというか、どういうイメージを抱かれがちなのか、という点は自分であまり意識していませんでした。出てくる意見一つひとつに目から鱗が落ちる気分でした。
直接的に今回のストーリーには反映できないまでも、むしろ「そう見られること」を意識して、逆手に取るのも面白そうだなあと諸々考えつつ。
以下は各班のコメントです。一応、いくつか固有名詞とか展開に関する記述は誤魔化してます(笑)。
■1班
1:キャラが弱い(動機づけが弱い)
登場人物が素直すぎるので、もっと欲望を強く出さないと、主人公がそれを跳ね返していけない
物語を進めていくための動機が弱い
主人公、敵役を上手く使って展開させる
→未来視の価値をきちんと見せる必要がある
2:魔法不要論、獣人不要
→中世ヨーロッパ・イタリア、フランス、ロンドン
現実+特殊能力の方が、未来視の特殊性が見えやすい
もしくは、魔法を生かしたアクション・バトルの展開に持って行くのもあり
■2班
1:悪魔、藤原竜也説(主人公格)
→話の主人公としてこっちを据えた方がいいのではないか。
→愛してほしい、という憧れを前に出しちゃった方がよいのでは
2:悪魔側にカメラを据えた方が箱庭的世界の乱歩感が引き立つ。
平坦すぎる物語を盛り上げるには、
いっそ悪魔の側から屋敷のどたばたを見つめていた方が盛り上がる
悪魔と主人公の対立軸をメインにしてみた方がよいのでは
→悪魔を主人公にした方が行動把握しやすい、未来視を使いやすい
3:「未来視」=呪い的な能力
悪魔は主人公の求める謎そのものを悪用する
主人公へのルサンチマン、愛してほしいという動機
→メイドとは肉体関係あるの!? 笑
4:サスペンスかファンタジーかをもうちょいはっきりさせた方がいい
キャラは箱庭から出さない、減らす
内通者をあぶり出すために悪魔から見せた方がいい
■3班
☆:物語の流れ自体に大きな問題はないと思うが、語り方や盛り上げ方に工夫が必要
1:ファンタジーなのかサスペンスなのか
→ファンタジー:幻想の出来事はサスペンスとして破綻しがち。ホラーっぽくしてもいいかも
→サスペンス:立証責任が伴うがファンタジーとなると誤魔化せてしまう部分がある
2:死人が遺書残してるかどうかを謎として持って行く、ギミックとして追加したい
3:読者バイオリズムを考えて物語を構築していくべき
4:自殺の方法、死に方が「自殺」だとわからない死に方をしないといけない
……藤原竜也についてはノーコメントでお願いします(笑)。二班はっちゃけすぎ。
あと途中で「作者ー、BLはどこまで許容ですか!」「プロットに書いてあるのが全てです!」とか言ってました。
ニアホモラインってすごい言葉ですよね。
しかし、やっぱりサスペンスとかミステリとかの手法や展開のさせ方はきちんと勉強しないとダメですね……。
背中合わせアンソロに寄稿したのもミステリもどきなのですが、好きだけど上手く書けないジャンルの一つです。そんなのばっかりじゃないか、と言われたらそれまでですがっ
今回いただいた言葉の中には、そのような物語を構築するためのヒントがいくつもあったので、それらを参考に改めて構築していこうと思います。
その後はいつもの通り、「本題」である飲み会へ。
創作の話もあれば、沖縄トークがあったり。ガンプラの話もあったり。
何だか耳を傾けているだけでわくわくします。
自分もかなりいっぱい喋った気はしますが……。
やはりこういう場があると嬉しいですね。
「創作」というテーマは同じですが、それぞれ見ているものや経験してきているものがほとんど違う人たちので、普段自分が見聞きしているものとは全く違う視点に触れることができて、とても癒されました。
本当に楽しい一日でした。
次は三月二十三日(日)だそうですね。
是非参加させていただきたい、と思っております。
おまけというか後日談として。
小泉さんから連絡がありまして、
「このプロット原案にして自シリーズで書いてみていいです?」(要約)
「はい喜んでぇ!!」
というわけですごく楽しみです。五月辺りには完成するとの噂……。ドキドキ。
あ、自分の『ラプラスの鳥篭』実作公開は来年三月辺りを目標にしております。
どうしよう、あれから奴が脳内で藤原竜也で再生されるんですけど……(笑)。
前回書いた通り、実は今回は青波のプロットが俎にかけられることに。
がくがくぶるぶるしながら、何とか会場に向かいました。
前回のプロット会でお知り合いになった方も、初めてお会いする方もいらっしゃいました。
行くまではどきどきでしたが、前回よりは場で緊張はしないで済んだ気がします。前回がとても楽しかったので、安心してその場にいられる、というのもあったかもしれません。
今回のプロット提出者は、歩登さんと青波。
今回は三つに班を分けて、それぞれが同じプロットについて話し合い、話し合い時間が終わった時点でそれぞれの班が内容を発表する、という形式でした。
個人的には前回の「班ごとに作者がついて、一定時間その作者の作品について話し合う」形式の方が、話し合いの結果とは別の「思考の流れ」が作者側にも掴みやすかったかなとは思いつつ。でも一長一短な気はします。
自分はStrayCatの小泉さん率いる二班についていました。危うくパワフルさに圧倒されそうになりましたよ……。
まずは歩登さんのプロットを見ながら、思ったこと、気になることを話し合います。
手元のメモによると、二班はこんな感じでした。
(ストーリーに関わる部分は書かないほうがいいのかな……。とりあえず一部抜粋)
1:襲われたとあるが、その後の展開を考えると和姦の方がよいのでは?
→愛情ある家族が壊れていく描写はどうだろうか
2:ママ友と元許嫁を一人で集約できるのでは
3:亜人だからいじめられる、という理由では弱い気がする
何故いじめられるのか
私の場合、(私がそういう奴なので)世界観・設定的な問題は、そういうものだなという前提で。
どうもキャラ視点でものを考えてしまいがちなので、もう少し「そのキャラがそういう行動に出るだけの心理的理由」がはっきりわかれば、もう少しストーリーがクリアに見えたのかなと思いました。
プロットに書かれている内容だけだと、ちょっと主人公の行動方針に首を傾げる点がいくつか。まあプロットなので、多分作者さんの中には明確な性格設定があるとは思うのですが……。
でも物語の流れと、「ひたすらダークな面を見せて、クライマックスで印象的なシーンを持ってくる」という狙いはすごく明確なので、そこまで大きくメスを入れる必要は無いんじゃないかなと思いました。
自分がキャラ主導で超行き当たりばったりな作り方をする人間なので、ここまでキャラクターの個性らしい個性を廃してストーリーの骨組みを示せる、というのは凄いなあと素直に思います。
そして次は青波のプロットです。
青波が提出したプロットは『ラプラスの鳥篭』。
あえて何も言わずに提出しましたが、流石に全く同じシナリオなので気づかれた方も数名。
こちら、『コンバラリアの行方』に載せた掌編「ルンペルシュティルツヒェン」のフルバージョンです。
魔法使いの名門に生まれた青年と、その家の当主が封じていた未来視の悪魔を巡る話でした。
やはり自分の場合、色々詰め込んでしまって、「結局何が言いたいのか」、「何を見せたいのか」という点がぶれまくっていたのが極めて問題でした……。だからこそ、逆に色んな意見をいただけたような気がします。ありがたいことです。
やっぱり世界観設定は元々あるので動かせないのですが、設定としてばらまいた「要素」に対して、一種のステレオタイプというか、どういうイメージを抱かれがちなのか、という点は自分であまり意識していませんでした。出てくる意見一つひとつに目から鱗が落ちる気分でした。
直接的に今回のストーリーには反映できないまでも、むしろ「そう見られること」を意識して、逆手に取るのも面白そうだなあと諸々考えつつ。
以下は各班のコメントです。一応、いくつか固有名詞とか展開に関する記述は誤魔化してます(笑)。
■1班
1:キャラが弱い(動機づけが弱い)
登場人物が素直すぎるので、もっと欲望を強く出さないと、主人公がそれを跳ね返していけない
物語を進めていくための動機が弱い
主人公、敵役を上手く使って展開させる
→未来視の価値をきちんと見せる必要がある
2:魔法不要論、獣人不要
→中世ヨーロッパ・イタリア、フランス、ロンドン
現実+特殊能力の方が、未来視の特殊性が見えやすい
もしくは、魔法を生かしたアクション・バトルの展開に持って行くのもあり
■2班
1:悪魔、藤原竜也説(主人公格)
→話の主人公としてこっちを据えた方がいいのではないか。
→愛してほしい、という憧れを前に出しちゃった方がよいのでは
2:悪魔側にカメラを据えた方が箱庭的世界の乱歩感が引き立つ。
平坦すぎる物語を盛り上げるには、
いっそ悪魔の側から屋敷のどたばたを見つめていた方が盛り上がる
悪魔と主人公の対立軸をメインにしてみた方がよいのでは
→悪魔を主人公にした方が行動把握しやすい、未来視を使いやすい
3:「未来視」=呪い的な能力
悪魔は主人公の求める謎そのものを悪用する
主人公へのルサンチマン、愛してほしいという動機
→メイドとは肉体関係あるの!? 笑
4:サスペンスかファンタジーかをもうちょいはっきりさせた方がいい
キャラは箱庭から出さない、減らす
内通者をあぶり出すために悪魔から見せた方がいい
■3班
☆:物語の流れ自体に大きな問題はないと思うが、語り方や盛り上げ方に工夫が必要
1:ファンタジーなのかサスペンスなのか
→ファンタジー:幻想の出来事はサスペンスとして破綻しがち。ホラーっぽくしてもいいかも
→サスペンス:立証責任が伴うがファンタジーとなると誤魔化せてしまう部分がある
2:死人が遺書残してるかどうかを謎として持って行く、ギミックとして追加したい
3:読者バイオリズムを考えて物語を構築していくべき
4:自殺の方法、死に方が「自殺」だとわからない死に方をしないといけない
……藤原竜也についてはノーコメントでお願いします(笑)。二班はっちゃけすぎ。
あと途中で「作者ー、BLはどこまで許容ですか!」「プロットに書いてあるのが全てです!」とか言ってました。
ニアホモラインってすごい言葉ですよね。
しかし、やっぱりサスペンスとかミステリとかの手法や展開のさせ方はきちんと勉強しないとダメですね……。
背中合わせアンソロに寄稿したのもミステリもどきなのですが、好きだけど上手く書けないジャンルの一つです。そんなのばっかりじゃないか、と言われたらそれまでですがっ
今回いただいた言葉の中には、そのような物語を構築するためのヒントがいくつもあったので、それらを参考に改めて構築していこうと思います。
その後はいつもの通り、「本題」である飲み会へ。
創作の話もあれば、沖縄トークがあったり。ガンプラの話もあったり。
何だか耳を傾けているだけでわくわくします。
自分もかなりいっぱい喋った気はしますが……。
やはりこういう場があると嬉しいですね。
「創作」というテーマは同じですが、それぞれ見ているものや経験してきているものがほとんど違う人たちので、普段自分が見聞きしているものとは全く違う視点に触れることができて、とても癒されました。
本当に楽しい一日でした。
次は三月二十三日(日)だそうですね。
是非参加させていただきたい、と思っております。
おまけというか後日談として。
小泉さんから連絡がありまして、
「このプロット原案にして自シリーズで書いてみていいです?」(要約)
「はい喜んでぇ!!」
というわけですごく楽しみです。五月辺りには完成するとの噂……。ドキドキ。
あ、自分の『ラプラスの鳥篭』実作公開は来年三月辺りを目標にしております。
どうしよう、あれから奴が脳内で藤原竜也で再生されるんですけど……(笑)。
PR
あけましておめでとうございます!
昨年は色んな方とお知り合いになれた、素敵な一年でした。
昨日のコミケでも思ったのですが、何だか昨年一年で随分創作仲間さんのお顔を覚えたなあという印象です。
これからも仲良くしてやってくださると嬉しいです。
シアワセモノマニアは今年もぐだぐだマイペース、好き勝手にお送りいたします。
さて、今年はついに終末みちゆきアドベンチャーゲーム『アイレクスの走馬灯』のリリース予定年です。
まだ何も進んでいない(をい)という現状なので、今年はまずこれを完成させることを目標に頑張ります。
執筆量は表向き減ると思いますが、水面下では遊んでたり遊んでたり、時々アイレクス作ってたりしてると思って下さい。
あと、昨年はあんまりTRPGできなかったので、特にGMを頑張りたいところです。
それでは、皆様今年も青波とシアワセモノマニアをよろしくお願いいたします!
昨年は色んな方とお知り合いになれた、素敵な一年でした。
昨日のコミケでも思ったのですが、何だか昨年一年で随分創作仲間さんのお顔を覚えたなあという印象です。
これからも仲良くしてやってくださると嬉しいです。
シアワセモノマニアは今年もぐだぐだマイペース、好き勝手にお送りいたします。
さて、今年はついに終末みちゆきアドベンチャーゲーム『アイレクスの走馬灯』のリリース予定年です。
まだ何も進んでいない(をい)という現状なので、今年はまずこれを完成させることを目標に頑張ります。
執筆量は表向き減ると思いますが、水面下では遊んでたり遊んでたり、時々アイレクス作ってたりしてると思って下さい。
あと、昨年はあんまりTRPGできなかったので、特にGMを頑張りたいところです。
それでは、皆様今年も青波とシアワセモノマニアをよろしくお願いいたします!
ついったーのまとめその2。
何故こいつらばかり書いてるかって、そういうテンションに持ってかないと自分が困るからですよ。
「南雲さん、早く行きましょうよ」
「やだ寒い俺は帰る。ほら八束は出来る子だから八束一人でも大丈夫だって」
「わかりました。帰ったらデスクの上のテディベア、全部ゴミに出しておきますね」
「ごめんなさい頑張ります」
■脅迫パターンはいくつかある。テディベアは南雲手作り。
「八束って、趣味とかあるの?」
「……趣味、ですか?」
「そう。ほら、俺の手芸みたいなさ」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「ああうん、これは俺が悪かった」
■八束はきっと超無趣味。
「いつもわしゃわしゃされるのは不公平だと思うんです」
「ほう」
「わたしも、南雲さんの頭をすべすべしたいです」
「ハゲるよ?」
「えっ」
「ハゲがうつるよ?」
「えっ。……ってそんなわけないですよね!?」
「一瞬信じかけただろ」
「そ、そんなことないです!」
■八束は正直すぎて
「あと遠回しに俺がハゲてるって認めたよね八束」
「南雲さんがそういう言い方するのが悪いんですよ!?」
■上の続き。果たしてどこまで剃っててどこまでハゲてるのかはよくわからない。
「南雲さんは、わたしのこと何だと思ってるんですか!!」
「豆柴」
「えっ」
「豆柴」
「……南雲さん、その眼鏡、度が合ってないんじゃないでしょうか」
「合ってないのは認める」
■豆柴系女子
「髪の毛、鬱陶しそうだな。ヘアピン貸そうか」
「あっ、お借りしてもいいですか」
「どれがいい?」
「色々ありますね。じゃあ、赤いので」
「はい」
「ありがとうございます」
「必要な時にはいつでも言って」
「…………」
「…………」
「何でナグモさんそんなヘアピン持ってるんですか!?」
「今更だな」
■多分机の一番上の引き出しに色々入ってる
「俺にもふさふさふわふわだった頃があるのです」
「ふわふわ!? でも、そもそも普通男の人はここまでカラフルなヘアピン常備しませんよね?」
「折角つけるならこだわりたいじゃん」
「ナグモさんの感覚がわかりません」
■俺にも南雲の感覚はわからない
「何作ってるんですか?」
「ぱーぱぱぱぱらぱー、『言いづらいこと言ってくれるパペット』~」
「ただのパペットに見えますけど」
「何か人に言いづらいことがあるときには、これを装着し、机の下に潜って」
「……南雲さん……」
「あっ今俺めっちゃ蔑まれてる」
■ちなみに形はこんな感じ
「そしてこっちが『言いづらいこと言ってくれるパペット・ブラック』」
「ただ黒くしただけじゃないですか」
「こいつが出てくるときは発言内容のブラックさも五割増」
「南雲さんのブラックさってたかがしれてる気もしますが」
「……そうだね」
■南雲はなんかあんまりブラックにはなれない気がする
「やーつーづーかー?」
「す、すみません、ついガールズトークに夢中になってしまいました」
「プロテインと筋トレの話のどこがガールズトークなの」
「肉体言語だから伝わるものもあると思いませんか」
「全世界のガールズに謝れ」
■段々八束がイリーナの仲間になりつつある(当初の目的どおりではある)
「宇宙人に政府の陰謀。ますますXファイルじみてきたな」
「Xファイルって、海外ドラマでしたっけ」
「そう。今デアゴスティーニのDVDついてくるやつ定期的に買ってるけど、八束も見る?」
「遠慮しときます」
「面白いのに……」
「南雲さん、わたしがその手の話苦手だって知ってて言ってますよね?」
■実は青波はXファイルを見たことが無いので今度見る
「前世がカタツムリなら、南雲さんは塩をかけたら溶けるんでしょうか」
「砂糖なら喜ぶ」
「聞いてません」
■っていうかナメクジじゃないのかそれ
以下は細々とネタバレも含むメモ。
何故こいつらばかり書いてるかって、そういうテンションに持ってかないと自分が困るからですよ。
「南雲さん、早く行きましょうよ」
「やだ寒い俺は帰る。ほら八束は出来る子だから八束一人でも大丈夫だって」
「わかりました。帰ったらデスクの上のテディベア、全部ゴミに出しておきますね」
「ごめんなさい頑張ります」
■脅迫パターンはいくつかある。テディベアは南雲手作り。
「八束って、趣味とかあるの?」
「……趣味、ですか?」
「そう。ほら、俺の手芸みたいなさ」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「ああうん、これは俺が悪かった」
■八束はきっと超無趣味。
「いつもわしゃわしゃされるのは不公平だと思うんです」
「ほう」
「わたしも、南雲さんの頭をすべすべしたいです」
「ハゲるよ?」
「えっ」
「ハゲがうつるよ?」
「えっ。……ってそんなわけないですよね!?」
「一瞬信じかけただろ」
「そ、そんなことないです!」
■八束は正直すぎて
「あと遠回しに俺がハゲてるって認めたよね八束」
「南雲さんがそういう言い方するのが悪いんですよ!?」
■上の続き。果たしてどこまで剃っててどこまでハゲてるのかはよくわからない。
「南雲さんは、わたしのこと何だと思ってるんですか!!」
「豆柴」
「えっ」
「豆柴」
「……南雲さん、その眼鏡、度が合ってないんじゃないでしょうか」
「合ってないのは認める」
■豆柴系女子
「髪の毛、鬱陶しそうだな。ヘアピン貸そうか」
「あっ、お借りしてもいいですか」
「どれがいい?」
「色々ありますね。じゃあ、赤いので」
「はい」
「ありがとうございます」
「必要な時にはいつでも言って」
「…………」
「…………」
「何でナグモさんそんなヘアピン持ってるんですか!?」
「今更だな」
■多分机の一番上の引き出しに色々入ってる
「俺にもふさふさふわふわだった頃があるのです」
「ふわふわ!? でも、そもそも普通男の人はここまでカラフルなヘアピン常備しませんよね?」
「折角つけるならこだわりたいじゃん」
「ナグモさんの感覚がわかりません」
■俺にも南雲の感覚はわからない
「何作ってるんですか?」
「ぱーぱぱぱぱらぱー、『言いづらいこと言ってくれるパペット』~」
「ただのパペットに見えますけど」
「何か人に言いづらいことがあるときには、これを装着し、机の下に潜って」
「……南雲さん……」
「あっ今俺めっちゃ蔑まれてる」
■ちなみに形はこんな感じ
「そしてこっちが『言いづらいこと言ってくれるパペット・ブラック』」
「ただ黒くしただけじゃないですか」
「こいつが出てくるときは発言内容のブラックさも五割増」
「南雲さんのブラックさってたかがしれてる気もしますが」
「……そうだね」
■南雲はなんかあんまりブラックにはなれない気がする
「やーつーづーかー?」
「す、すみません、ついガールズトークに夢中になってしまいました」
「プロテインと筋トレの話のどこがガールズトークなの」
「肉体言語だから伝わるものもあると思いませんか」
「全世界のガールズに謝れ」
■段々八束がイリーナの仲間になりつつある(当初の目的どおりではある)
「宇宙人に政府の陰謀。ますますXファイルじみてきたな」
「Xファイルって、海外ドラマでしたっけ」
「そう。今デアゴスティーニのDVDついてくるやつ定期的に買ってるけど、八束も見る?」
「遠慮しときます」
「面白いのに……」
「南雲さん、わたしがその手の話苦手だって知ってて言ってますよね?」
■実は青波はXファイルを見たことが無いので今度見る
「前世がカタツムリなら、南雲さんは塩をかけたら溶けるんでしょうか」
「砂糖なら喜ぶ」
「聞いてません」
■っていうかナメクジじゃないのかそれ
以下は細々とネタバレも含むメモ。
『甘味組曲』も公開から約一ヶ月経ったので、
そろそろそれぞれの話について好き勝手に語っていいと思うんですよ。
自分のメモ代わりとばかりに超好き勝手に語っておりますので、
『夏の青亭』と『甘味組曲』双方未読の方、
作者によるネタバレが苦手な方はバックダッシュでお願いします。
そろそろそれぞれの話について好き勝手に語っていいと思うんですよ。
自分のメモ代わりとばかりに超好き勝手に語っておりますので、
『夏の青亭』と『甘味組曲』双方未読の方、
作者によるネタバレが苦手な方はバックダッシュでお願いします。
何となくツイッターでぽちぽち書いてた、いつか書きたい現代ミステリサスペンスもの『ネコバコ(仮)』の八束と南雲の台詞まとめ。
地味に甘味のあの二人よりよっぽどいちゃいちゃしてないかお前ら……!?
ちなみに時々増えます。
「その帽子、どうしたんですか?」
「最近編み物にはまってさ」
「自分で編んだんですか!?」
■南雲は手芸が得意です
「毛根が瞬きするたびに死滅すればいいんです」
「ごめんなさい」
■髪の毛ネタで攻めると効果的
「何座り込んじゃってんの」
「こ、腰が抜けちゃいましてっ」
「さっきまで大立ち回り演じてた奴と同一人物とは思えないねえ。立てる?」
「ありがとうございます……あの」
「なあに?」
「手、冷たいんですね」
「…………」
「ごめんなさい、変なこと言いましたか」
「いや、意識することも忘れてただけ」
■多分これが長いものでは最初? 他の記述が見つからない……。
「俺の前世はきっとカタツムリだったんだ」
「何言ってるんですか」
「だから今から立派なカタツムリになるのよ、止めるなヤツヅカ」
「ナグモさん、人間であることを放棄しないでください」
■突然のカタツムリ宣言
「何で俺は自分の部屋を背負ってないのかしら。好きな時に引きこもってごろごろしたり、ごろごろしたり、あとごろごろしたりできないのかしら」
「ナグモさんのやる気スイッチが見当たらない!」
■そんなもの最初からなかった
「ナグモさん、ハロウィンですよ!」
「ハロウィンだねぇ。トリックオアトリート。とりあえず菓子を俺にください」
「それ、ナグモさん的にはいつものことじゃないですか」
■そうだね
「ハロウィンはいいものだよ、ヤツヅカ。普段ならなかなか手に入らない、カボチャ味のお菓子もたくさん食べられるし」
「バレンタインの時も同じようなこと言ってませんでしたっけ、『普通には店においてない生チョコがこの時期だけは食べ放題』とか」
「日本がこういう国でよかったなぁと心から思うよ」
■南雲の持論
「トリックオアトリートって、『お菓子くれなきゃいたずらするぞ』って意味ですよね? お菓子なかったら何されちゃうんですか」
「……お前の髪の毛を心行くまでもしゃもしゃしてやる」
「それもいつものことじゃないですかっ!」
■南雲は八束の髪の毛もしゃもしゃするのが日課。
「ヤツヅカ」
「何ですかナグモさん」
「早く背負う炬燵開発されないかな」
「本当にかたつむりになる気ですか」
■どこまでも前世はかたつむり(自称)。
「寒いのは嫌だ。暑いのも嫌だ。つまり俺は部屋から出たくない」
「ダメだこの人!」
「ヤツヅカがいれば大丈夫だよー」
「……このチュッパツリーがどうなってもいいんですね」
「すみません行きます」
「お願いします」
■チュッパツリーってこれな。南雲のデスクの上においてある。
「ナグモさん」
「なーに?」
「もしゃもしゃするのやめてください」
「…………」
「…………」
「やめない」
「やめてください」
■だからといって南雲は、八束に頭をすべすべすることを許しているわけじゃない。
「もっと身だしなみには気を使った方がいいよ、ヤツヅカはかわいいんだから」
「ナグモさん」
「何?」
「真顔で恥ずかしいこと言うのやめてください」
「笑顔で言えばよかった?」
「そうじゃないです」
■まあ笑顔なんて作れないけどね。
「鍋は?」
「ありません」
「どうやって自炊してんの」
「してません」
「は?」
「一日の栄養はカロリーメイトと野菜ジュースとサプリメントで事足ります」
「八束」
「はい」
「食事ってのはそういうもんじゃねえんだよおおお!」
「な、南雲さんが、大声出すの初めて見ました……」
「誰のせいだ!」
■実のところ南雲は料理全般が得意です。hshs参照。
前に書いた「小林巽の隣の部屋から怖い人がやってきた話」に続く。
「お隣の小林から桃缶貰った。後でお前からもお礼言っときなよ」
「は、はい」
「白桃と黄桃があるけど、八束はどっちが好き?」
「ええと、どっちも嫌いじゃないです」
「じゃあ黄桃開けるか」
「…………」
「…………」
「あの、食べたければ南雲さんも食べていいですよ」
「いただきます」
■甘いものなら何でもいいのです。
以下は八束と南雲じゃないけどおまけ
地味に甘味のあの二人よりよっぽどいちゃいちゃしてないかお前ら……!?
ちなみに時々増えます。
「その帽子、どうしたんですか?」
「最近編み物にはまってさ」
「自分で編んだんですか!?」
■南雲は手芸が得意です
「毛根が瞬きするたびに死滅すればいいんです」
「ごめんなさい」
■髪の毛ネタで攻めると効果的
「何座り込んじゃってんの」
「こ、腰が抜けちゃいましてっ」
「さっきまで大立ち回り演じてた奴と同一人物とは思えないねえ。立てる?」
「ありがとうございます……あの」
「なあに?」
「手、冷たいんですね」
「…………」
「ごめんなさい、変なこと言いましたか」
「いや、意識することも忘れてただけ」
■多分これが長いものでは最初? 他の記述が見つからない……。
「俺の前世はきっとカタツムリだったんだ」
「何言ってるんですか」
「だから今から立派なカタツムリになるのよ、止めるなヤツヅカ」
「ナグモさん、人間であることを放棄しないでください」
■突然のカタツムリ宣言
「何で俺は自分の部屋を背負ってないのかしら。好きな時に引きこもってごろごろしたり、ごろごろしたり、あとごろごろしたりできないのかしら」
「ナグモさんのやる気スイッチが見当たらない!」
■そんなもの最初からなかった
「ナグモさん、ハロウィンですよ!」
「ハロウィンだねぇ。トリックオアトリート。とりあえず菓子を俺にください」
「それ、ナグモさん的にはいつものことじゃないですか」
■そうだね
「ハロウィンはいいものだよ、ヤツヅカ。普段ならなかなか手に入らない、カボチャ味のお菓子もたくさん食べられるし」
「バレンタインの時も同じようなこと言ってませんでしたっけ、『普通には店においてない生チョコがこの時期だけは食べ放題』とか」
「日本がこういう国でよかったなぁと心から思うよ」
■南雲の持論
「トリックオアトリートって、『お菓子くれなきゃいたずらするぞ』って意味ですよね? お菓子なかったら何されちゃうんですか」
「……お前の髪の毛を心行くまでもしゃもしゃしてやる」
「それもいつものことじゃないですかっ!」
■南雲は八束の髪の毛もしゃもしゃするのが日課。
「ヤツヅカ」
「何ですかナグモさん」
「早く背負う炬燵開発されないかな」
「本当にかたつむりになる気ですか」
■どこまでも前世はかたつむり(自称)。
「寒いのは嫌だ。暑いのも嫌だ。つまり俺は部屋から出たくない」
「ダメだこの人!」
「ヤツヅカがいれば大丈夫だよー」
「……このチュッパツリーがどうなってもいいんですね」
「すみません行きます」
「お願いします」
■チュッパツリーってこれな。南雲のデスクの上においてある。
「ナグモさん」
「なーに?」
「もしゃもしゃするのやめてください」
「…………」
「…………」
「やめない」
「やめてください」
■だからといって南雲は、八束に頭をすべすべすることを許しているわけじゃない。
「もっと身だしなみには気を使った方がいいよ、ヤツヅカはかわいいんだから」
「ナグモさん」
「何?」
「真顔で恥ずかしいこと言うのやめてください」
「笑顔で言えばよかった?」
「そうじゃないです」
■まあ笑顔なんて作れないけどね。
「鍋は?」
「ありません」
「どうやって自炊してんの」
「してません」
「は?」
「一日の栄養はカロリーメイトと野菜ジュースとサプリメントで事足ります」
「八束」
「はい」
「食事ってのはそういうもんじゃねえんだよおおお!」
「な、南雲さんが、大声出すの初めて見ました……」
「誰のせいだ!」
■実のところ南雲は料理全般が得意です。hshs参照。
前に書いた「小林巽の隣の部屋から怖い人がやってきた話」に続く。
「お隣の小林から桃缶貰った。後でお前からもお礼言っときなよ」
「は、はい」
「白桃と黄桃があるけど、八束はどっちが好き?」
「ええと、どっちも嫌いじゃないです」
「じゃあ黄桃開けるか」
「…………」
「…………」
「あの、食べたければ南雲さんも食べていいですよ」
「いただきます」
■甘いものなら何でもいいのです。
以下は八束と南雲じゃないけどおまけ