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「例えば」
「俺が飛べたなら。お前の手を煩わせなくて済んだのかな」
「それでも、二人で翼を並べて飛んでたんじゃねーかな」
「どうして?」
「俺様が、お前と飛びてーからだよ。決まってんじゃねーか」
「俺と……」
「それで、二人で好き勝手飛んで、とっくに蒸発してんじゃねーかな」
「ああ、なるほど」
「だから、俺様はこれでよかったと思ってる。お前は歯がゆいだろうけどさ」
「いや」
「ん?」
「俺も、今の在り方は、別に嫌いじゃない」
「そっか」
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2016/12/05 20:22 | 小説断片

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