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2019/09/16 06:02 |
Twitter300字SS「薬」
「霧航士の優遇っぷりは言わずもがなですが、オレにとって一番ありがたかったのは、『任務遂行に必要な範囲での治療行為や薬品がタダで提供される』ってとこですね。何せオレの体質は病気じゃねーですから、薬がめっちゃ高くついちまうんですよ。でも、任務の遂行に支障が出るのはわかりきってて、いやあ、ほんと、霧航士適性があってよかったですよ。……本当に。ええ、薬でかろうじて『自分らしさ』を保って、その上で足を引っ張ってるのは自覚してんです。誰かに譲っちまった方が互いのためかもしれない、ってこともね。でもオレはやめませんよ。意地で勝ち取った椅子なんです、ここで退くのはアーサー・パーシングの名が廃るってもんですわ」
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Title: 霧航士アーサー・パーシングの独白




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2019/02/02 21:28 | 小説断片
ホームベーカリーのはなし

 我が家には結構前からホームベーカリーがある。
 我が母が愛用しているホームベーカリーである。
 手作りパンを手軽に作れる素敵な装置であるわけだが、我が家では通称「餅つき機」と呼ばれていた。なぜなら餅しか作らないからだ。時々ジャムは作られてた気はするが、八割餅、二割ジャムといった割合であったと思われる。ゆずジャム美味しい。
 こうなってしまった理由は簡単で、最初に作ったパンが……、何か……、なんだあれは……。とにかく形容しがたい何かと化し、そして母の心が折れたのであった。ちなみにそのパンらしき何かは流石に捨てられたとみられる。気づいたら食卓の上から消えていたからそういうことなのだと思っている。
 さて、そんなわけで長らく(数年というレベルで)それは「餅つき機」であったわけだが、近頃やっと母のトラウマが払拭されたのか、それとも何らかのきっかけで復讐心に火がついたのか、ついに「パンを焼こう……、そう、この子は餅つき機なんかじゃない……本当は……ホームベーカリーなのだから……」と言い出した。
 かくして餅つき機もといホームベーカリーはついにホームベーカリーとしてのアイデンティティを取り戻したのであった。
 前回の反省点を踏まえ、我が母はきちんとパンの作り方を調べた。前回調べてなかったのかよ、というツッコミは我が母が我が母であるが故と言えた。あの人は感覚で料理を作る人であり、つまり材料さえわかっていれば目分量で料理が作れてしまう人なのだ。料理が下手なのではない。むしろ世間一般的な尺度で言えば「料理が上手い人」なのだ。
 だが、パンはそうはいかない。あれは細かな分量計算、比率、諸々があって初めて成立するものであると母も学んだらしい。まあ、実際は知ってたんだろうが「何とかなる」と思ってはしょったんだろう。あの人はそういう人だ。そして何とかならなかったのだ。
 かくして、心機一転した母によるパン第一号が出来上がった。数年前のアレはパンと呼んではいけない気がするので今回が第一号ということにしておく。
 恐る恐るちぎって口に運んでみたところ、……確かに、パンであった。母曰く「まだ改善の余地はある」そうだが、パンであった。数年前のアレが何だったのか、というくらい、れっきとしたパンであった。
 やはりホームベーカリーはホームベーカリーであったと再認識した瞬間だった。
 
 なお、今日のホームベーカリーは餅をついている。いつものことであった。

2018/12/09 14:12 | 日々徒然
最近サボりすぎてますが
生きてます! 生きてますよ!
ただ仕事がちょっと忙しくなってきておりますので、執筆の方はしばらくのんびり方針です……。
隙を見てミストノーツはちまちま更新できたらよいなと思います!

2018/10/17 23:00 | 創作記録
『空言ミストノーツ』サイト連載開始しました!
空言ミストノーツ』、サイト連載開始しました!

色々あってやさぐれてしまった「英雄」ゲイル・ウインドワードが、新しい相棒セレスティアと共にもう一度諦めていた夢を追い求める、空戦SFファンタジー! です!
地味に専業飛行機乗りの話で長編書くのは初めてですね。飛行機技師(を辞めた)ノーグとかいうやつはいたけど……。
ちょっと最初こそローテンション気味ですが、徐々にハイテンションになっていくいつもの青波になっておりますので。
霧の向こうの青空! 息の合ったバディ! そしてちょっとした謎と秘密!
そういう青波の好きなものをぎゅぎゅっと詰め込んだ長編になりますので、よろしくお願いいたします。

また、こちらは毎週金曜日というのんびり更新で、しかも一節をかなり細分化しておりますので、もしご興味がありましたら物理本もありますので、一気に読みたい方はこちらもおすすめです。こちらにはkitさんの素敵なイラストもついてくる……!

そんなわけで、霧世界のお話はちょいちょい進めていきたいと思いますので、よかったらこれからもお付き合いいただければ幸いであります。

2018/07/17 16:56 | 創作記録
第7回Text-Revolutionsに参加します!!!
第7回Text-Revolutions
2018/07/16(月・祝) 11:00~16:00
場所:都立産業貿易センター 台東館4F全面

というわけで、シアワセモノマニアは【B-19】で参戦いたします!
正直なところwebカタログが優秀過ぎるので主にそっちを見ていただきたいです。
とはいえ一応新刊は! 紹介しようかと!
カタログで真面目な紹介してるのでこっちは不真面目な感じに。

新刊はおっさん少女恋愛ファンタジー『彷徨舞弄のファンタズム』です。
おっさん少女! 恋愛! ファンタジー! です!!
おまわりさんは!!! いません!!!(合言葉)



見よ! のこさんのこの美しすぎるカバー絵を!!!
実はこれでも一部なので、是非折り返しとかも含めて眺めていただきたいです。

こちら、最近展開している『霧世界報告』シリーズの一つです。
霧の海に浮かぶ、不気味な継ぎ接ぎの幽霊船。
そこでたった一人暮らす自称「亡霊」の船長と、幽霊船に流れ着いた孤独な少女コルネリアの、二人ぼっちの日々の物語です。
自分たち以外に誰もいません。海鳥の声すら聞こえません。
そして、自分を助けた船長はどこか確実に頭の螺子が緩んでいます。
帰る術もない幽霊船で、コルネリアは船長と何を語り何を見出すのか――。
青波には珍しく恋愛要素が押し出されていますが、それでもふたを開ければいつもの青波です。
そんな、ひどく凸凹とした、けれどハッピーエンドのための物語です。
ホラー系フリーゲームを意識しておりますが、読み口はそこまで重苦しくなく、怖い感じでもない、を目指したつもりなので、もしご興味ありましたらぱらぱらでもめくっていただけると嬉しいです。

なお、こちら一冊で完結しておりますが、同世界設定の既刊『霧世界報告』『談話室の飛ばない探偵たち』『空言ミストノーツ』を読んでおくと少しだけ背景がわかりやすい……かもしれませんし、逆に混乱するかもしれません。ご了承ください。

なお、これを書いた理由について、青波は
「疲れていた。おっさんにひたすら甘やかされたかった」
と供述しております。

既刊と委託については! カタログを見てください!
テキレボでしか扱わない本(特に過去の本と委託)もありますので、その辺りは要チェックだ!
お試し読みセットが入っている無配本や300字SSポスカも配布しているので、その手の無配だけでも持っていってもらえると青波はとても喜びます。

以上です、よろしくお願いいたします!!!

2018/07/16 17:00 | 創作記録

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