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風の少女と十字架の君。
 それは、一陣の風か。
 それとも――
「誰?」
 降って来た声に見上げてみれば。
 自分の氷の緑色とは違う、柔らかな新緑色の瞳が。
 こちらを、「空の上」から見下ろしていた。
「……と、飛んでる?」
 空の上に浮かぶ、明るい金茶の髪をポニーテイルにした少女は、「ふん」と鼻を鳴らして腕を組む。
「何、飛んでちゃ悪い?」

「俺は、自分の力で空を飛ぶ」
 シェルは宣言する。
「そのために使えるものなら何でも使ってやる。そして」
 真っ直ぐに、天を、指差して。
「この、風の海を越えてみせらあ!」


……風の海奇譚。

戦争の足音近づく楽園、しかし彼らには何も関係が無い。
魔法の使えないユーリスの天才僧侶シェル・B・ウェイヴと「空を飛ぶ」という魔法を生まれながらに持つ少女エナ・カルクスを中心とした物語。
そこに、ユーリス神聖国出身の魔道剣士ウィリアム・インクレイスも加えて、三人四脚で「空を飛ぶ方法」を探す。

まあ、その結末は定められているんだけれども。
「シェルは異端研究者として処刑された」ってのは事実ですし。
ウィルは普通に英雄として崇められてますし。
ただ、それまでのエナ・シェル・ウィルの足取りを久々に描いてみたいなあと。

あー、ウィルが以前のような感じじゃなくなったのって、「存在するだけで忌み嫌われる、永遠の時を生きる穢れた血」じゃなくなったからだな。今更理解した。
今回のウィルは、以前のウィルとはまた違ったものを背負ってますが。
むしろ清浄すぎて問題があるというか何というか。


追記。
そうか、シェルに聖鎌を持たせればいいのか!
あわりんの複製のようなものだが、こちらは魔力なしでも扱える。
(と、いうよりもそういう風にシェルが調整した)
周囲の魔力やこちらに向けて放たれた魔法を吸収し、切れ味を高める。
ただしあわりんと違って吸収量には限度があるので、その点は注意。
上位の僧や影追いしか持つことの許されない武器だが、シェルは己の実力でこれを手に入れて旅の供としている。

何故あわりんをシェルの武器にするかというと。
もちろん空色への布石である!(いい笑顔)
あと前シェルと違って魔法が使えないから、あのステキな不定形杖は使えないんですよー。あの杖、好きだったのでちょっと残念です。
ただ、シェルの得物は長物というイメージがあるので、せっかくだから鎌にしようかなーと。
いや、槍でもいいんですけど、あわりんの持つ意味合いが現状のシェルにはぴったりかなと思いまして。
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2009/03/19 01:05 | Comments(0) | 創作記録

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