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覆面作家企画5 Aブロック感想
Aブロックの感想になります。
推理は後で、時間が余ったらやります……今まで参加しながら感想もろくに書いてこなかったので、今回こそ感想だけでも全制覇したる! という意気込みです。折角一週間延びたことですし、頑張りますよー。
感想の量は青波の気分により多かったり少なかったりします。ご了承下さい。あと、基本的にノリと感性だけで語ってるフシがあるので、トンチンカンなこと書いてたらすみません!(平伏)
 
それでは以下ー。
 
A01  弟
美緒さん可愛いですなあ。あくまで敬語のところとか、二人の独特の距離感がいいなあと思いました。
あと実際に出てきてはいないのですが、「洋司先輩」の存在感が結構好きだったりします。おにーちゃん可愛いよおにーちゃん。
ただ、地の文は何処までも佐藤くん視点の方がよかったかなーと思っちゃいました。全体的にとてもいい雰囲気だっただけに。突然美緒さん側の描写に入ってちょっと吃驚しました。

A02  碧の空
初めが情景描写から始まって、ああ、異世界のお話なんだなーと思ってたらまさかの異世界召喚もの・後日談。
それでいて、多くを語らないながらにもシーナの背景を感じさせたり、エデンとシーナのお互いの立場・感情の置き場所を描ききっていたりと、この短い文字数の中でとても綺麗に纏まっているのが、凄い。
時間の流れ、離れてしまったもの、それでもどうしても捨てられないもの。その「もやっとした感じ」(表現は悪いですが)がブルーグリーンの空の中に閉じ込められている気がして、その何ともならない感じがまたたまりませんでした。

A03  光り輝く風景
ババアwww まさかのババアwwww
すみません、感想では「w」を使うまいと思っていたのですが、つい。
軽快な筆致で描かれる、「俺」の灰色の毎日とその転換、というか。「俺」の愉快な地の文にぐいぐい引き込まれてしまいました。
でも、単純に軽快なだけじゃなくて、情景をしっかり感じさせるだけの的確な描写とか、展開の上手さとか、本当に惚れ惚れしてしまいます。
こういうお話、書けるようになりたいなぁ。
最後が幸せなのがまたいい。幸せ、いいよね! このリア充が!(褒め言葉)

A04  愛に逢いに
うおおおおおばあちゃああんん(お前が落ち着け)
いい話だった! とてもいい話だった!
おばあちゃん……本当にいい女だよ……かっこいいよ……
全編を通したおばあちゃんの素敵な姿もさることながら、おばあちゃんとの旅を通した「私」の意識の変化がすごく自然で美しかった。最後の一文がまた、いい味出してるなあと思うのです。
それにしても翔太イケメンすぎないか。

A05  洗濯参景 -十和と千早-
幸せなお話ですね……十和の「あーはいはい」という露骨な態度と、優しくてにやっとできるオチが何とも。
こうやって愚痴れる、聞き流してくれて、そこにいてくれる友達がいるって、何だかいいなあと思うのです。
自分用推理の参考として、文章内に「--」は珍しい気がします。あと半角の「!?」とか「!!」……は人によりますかね?

A06  俺と彼女の模範解答
小夜子さんかっこいい。こういう口調の女性に弱い青波が通ります。
そして、かっこいいのにやたら可愛い。特に後半が。
ぽんぽんと思考が流れていく「俺」とのやり取りが絶妙。
「あれ、聞かなかったんじゃなかったか?」
「・・・聞いてた!」
のやり取りとか可愛すぎると思うのですよ幸せになってください。
そういえば、「・・・」とか冒頭一字下げなしの短文連続とか、今見返してみたら文体はかなり特徴的ですね(携帯から読んだのであんまり気にしてなかった)。わざとなのでしょうか……

A07  色覚研究所奇譚
冒頭から嫌な予感はしていたけれどやっぱり嫌な予感が的中しましたね大好きだ!
結構こういう、明らかに歪んだ形で願いを叶える話が好きなもので……
何か、レトロな雰囲気の中に唐突に現れた「色覚研究所」っていう単語にどきっとします。確かに色覚、なんですけどやってることはとても悪魔的で「研究」という科学的なものを髣髴とさせる単語とは相容れない辺りも、また独特なセンスだなあと。

A08  歌う青と芽吹く緑
樹公かわいい。(きっぱり)
最初は心和む展開にほのぼのしていたのに、途中でいきなり心痛い話になって目を背けたくなりましたが……最後は無理やり連れ出されちゃう樹公に不覚にもにやっとしてしまいました。
6000文字の中にぎゅっと濃縮された、樹公に関わった一人の女の生涯を軸にした物語は、樹公から見た「人の生」そのものであり、これから自分が生きてくことになる世界そのものなのかなあ、とか考えてみたり、しました。

A09  蜜色のアトリエ
絵を描くという行為、そこにぎゅっと詰め込まれた描写が好きです。
こう、道具が転がってるところとか色砂の描写とか本当にたまらないですね。
……見ている場所が偏ってる気がしないでもない。
でもこう、「ものをつくるひと」の描写とか、そういう人たちの感性とかって本当に好きなんですよ!

A10  言祝ぎ
か、可愛い……! これは可愛いおにゃのこ!
「彼女は変わらず恥じ入ったままだが、ほわっと表情をやわらかくする。」の一文でやられました。悔しい。
これは確かに間違いなく桃色のおにゃのこ。
そして周りが皆、琴香を大切にしているんだなあ、とわかる優しい視点がよかったです。個人的には紅さんも可愛い奥さんだなあとほんわりしました。

A11  月影に色ふ
テーマとしては、幼なじみ同士だった男女の交流と別れ、なんですけど。
それをこの文体で書かれると全く別の世界のものに見えるのが不思議ですね。
何だろうこの感覚……色っぽさ? 違う?
最初の方が淡々としていながら雰囲気のある長文の連続だっただけに、最後の最後に現れた畳み掛けが際立っていた気がします。二人の息遣いそのものを感じるような気分になりました。

A12  花びら一つ、あなたに
王子……(ほろり)
ちょっと読みが甘いのか、「私」が誰なのかはわからなかったのですが、花……花の何かなのでしょうか。「白く縮れたような花びらに、今にも爛れんばかりに伸びた花びらに」……かあ。
皆が皆、己の思いを持ちながらそれらが上手く噛みあわなかったお話だなあ、と思いました……
何だかやりきれない気分になりますが、それらの暗く重たいものも、何もかも柔らかな眠りに誘う花の香りに包んでしまうところが個人的には好きだったりします。
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2011/09/01 23:22 | Comments(2) | 覆面作家企画

コメント

こんにちは、そしてお久しぶりです、楽遊です。覆面作家企画ではお世話になりました。いやー、楽しかったですね。
拙作への感想も、ありがとうございました。
『それをこの文体で書かれると全く別の世界のものに見えるのが不思議ですね。』――このお言葉、実際、あの作品は「これをその文体」で書くとどうなるのかを試してみたかった面もありましたので、この点に触れていただけて嬉しかったです。さらに演出として力を込めたラストの畳み掛け。その点へも手応えをいただけ、かつ『二人の息遣いそのものを感じるような気分になりました』……いやー、本当に嬉しかったです! ありがとうございました!

それでは、今回はこの辺で失礼いたします(^^ノシ
posted by 楽遊 at 2011/10/11 21:47 [ コメントを修正する ]
すわっ、お久しぶりです、楽遊さん!
こちらこそお世話になりました! めちゃくちゃ楽しませていただきました。というか今もまだその余韻が続いています……
楽遊さんの「月影に色ふ」はあの徹底したいい意味での硬派さに惚れ惚れしてしまいました。
楽遊さんの筆致の変幻自在っぷりには毎度憧れてしまいます。見習いたい……
また、拙作への感想も本当に嬉しかったです! 結構何も考えずに勢いで書いちゃった話なのですが、楽遊さんの感想を見て「こ、これはもしかしてそういう話なのか……」と自分で思ってしまう辺りが。いやそれ作者としてダメな気もしますが。笑。
特に「兄は理想の男性だからこそ崩壊の苦しみに至る前に死なせて、苦手な弟には辛苦を与えようというのか」という分析にどきっとしたのは内緒です。内緒なんですってば。
九月一日の仕込みや、「色が戻る」時の描写に言及していただけてすごく嬉しくてニヤニヤ挙動不審そのものでした。
今回は本当にありがとうございましたー! また何処かでご一緒できるのを楽しみにしています!(敬礼)
posted by アオナミ at 2011/10/11 21:58 [ コメントを修正する ]

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