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覆面作家企画5 Cブロック感想
1ブロックが、行きの電車と昼休みで読みきれる程度の分量なのが助かります。
やけにリア充が多かった(?)Aブロックに比べ、
Cブロックはちょっと影がちらつく話が多かった印象。
ブロックごとのカラーって、あるものなのですね……

相変わらず好き勝手書かせていただいております。
結構甘口ではあると思いますが、テンションはおかしいです。それは仕様です。
見当違いなことを言っていたらすみません……
 
C01  天つ虫といとしき亡き月の王
いやー、クライマックスのやたら不穏な描写にニヤニヤしてしまいました。
い、いや、その、虫がうごうごしている情景とか好きなもので(変態だー!)
女の佇まいといい、話の内容といい、地味に丁寧口調の地の文といい、終始不穏な空気を貫いていたのがよかったです。結末がああである以上、その一貫した空気感がよかったなと思うのです……
……虫、苦手な人は苦手なんだろうな、とは思いますが。笑。

C02  踊り子と王様
あるべき形に収まった、そしてこれから俯瞰的に見ればよい方向に向かっていく、そういう話ではあるのですが、やっぱりやりきれませんなあ……
でも、ラスティマとオーガストの、決して交わることのない立場と距離の取り方があったからこそ、あのラスティマの最後の踊りが映えるのかなあ、と思いました。
個人的には最後の王女との会話が、全体の描写からはすごく短いシーンだというのにやけに心に残りました。お互いに、お互いが背負う思いがある、という事実をまざまざと感じさせるシーンだったと思うのです。

C03  瓶詰め
瓶詰めの花火、いいなあ……私も欲しい。
子供たちがやたら可愛くて和みます。大人から見ても微妙に達観してるところがあったりとか。ひょいひょいと不思議な表現が出てくるところとか。
子供って結構そういうところありますよね。何かわかるなあとにまにましてしまいます。
ただ、ちょっと地の文が硬めで、子供二人のイメージからすると、ちょっとちぐはぐな印象だった気もします。

C04  首長竜、旅に出る
好きだああああ何これすごい好きだああああ!
何かすごい心鷲掴みにされてしまいました……
当たり前のように彫像の首長竜が動き出して、人生相談に出かけちゃうところとか。
「ドドメ色マイスターキノサキ」の悩みとドドメ色に染まっちゃうテノチーと。
絶対に色々おかしいんだけど、その全てに対しての決定的なツッコミは抜きにして進行しちゃう辺りが本当に素敵。
それで、最後の最後に何故か泣けてしまいました……あれ、よく考えてみると、泣く要素何処にあったんだろう。(笑)何か城之崎と一緒になって涙腺やられてました。
自分を全部ひっくるめて肯定できるってすごく大切なことだと思うんですよ。それが「ややあって、竜が一声鳴く。」からの色の噴水に現れてて、何かすごい胸がぎゅっとしたのでありました。
ああもう皆可愛いな私もここに行きたい!(←)

C05  白魔道の街で
勇者の定義があまりにも適当で笑いました。超大量発生してるよ勇者……!
でも、そういう背景を抜きにすればいい意味で王道なファンタジーだと思いました。王道、大好きです。
己の抱えていた悩みを振り切って、何とか一歩を踏み出したステファンと超いいやつだけど実力ダメダメな勇者アーサー……いいなあこのコンビ。言葉の応酬も軽快で、もっとこの二人のお話を読んでみたいなあと思いました。

C06  モノクロ
モノクロっていうかあまりにそのまんますぎるネーミングで思わずにやっとしてしまいました……最初の時点では逆転してる、ってのがなかなか面白いと思います。
そんなモノクロの二人も可愛かっこいいのですが、とにかくアンが可愛いなあ。
こういう、明るくって元気いっぱいなおにゃのこが書けるように、なりたい、です……(すごく遠い目をした)
言葉の端々から語られない背景が感じられる世界。この世界における魔法の定義とか、国と貴族のあり方とかがこっそり気になりました。

C07  色彩認証
がらくた堂に住みたい。(きっぱり)
この空間たまらないですよ絶対住みたいですよ!
あとソシュールとか懐かしいなあとほんわかしてしまった青波が通ります。
そうそう、だから色の名前と色そのものには全く結びつきは無いんですよね。それはあくまでその人の属する文化と、その人の経験から来る考え方によっていくらでも広がっていくわけでして。
そうやって、クエスチョンとアンサーを繰り返すことによって紡がれていく物語そのものを見てみたいなあと思いました。最後の答えである、全ての色たる「虹」も含めて。

C08  グッバイ・ロンリー
あー……うん、すごくわかる気がするんですが、感想の言語化が難しいですなあ……
とにかく、痛みを感じながらも踏み切ってしまった主人公に乾杯。
きっと彼の前には、きついこともあるんだろうけど、きっと今までと違う景色が待ってるんだと思います。
それにしても実咲子先輩が可愛いなあ。このくらいの年齢の、等身大の女の人って感じで。

C09  赤い鞄
す、すみません……何か初っ端のショッキングすぎる図にびびって、読み進めていくうちに主人公と一緒に不思議箱根に迷い込んだ気分です……
どうして赤い鞄に彼女の首が入っていたのか、それが読み解けなくてもう一度読み返したいのに怖くて読み返せない青波がいますすみません(平伏)。
でもこのは肌にひたひた感じられる雰囲気は凄い。圧倒されました。

C10  SIKI
「ぼく」と色と誠二さん。
私もたまにやりますけど、「ぼく」が女の子なのは卑怯でしょう大好きです!(告白)何だよかわいいじゃねえかー!
どこかちょっとイビツなんですけど、この三人の関係性にちょっと憧れちゃう自分もいます。少しずつずれてはいるけれど、それでもきちんと繋がっている、っていう実感というか。
色のかっこよさに惚れてしまいます。何か完敗です……

C11  オレンジの君
何だかとっても可愛いお話だなあ……と思いました。
Cブロックでは稀有な和み系だと思います。これぞブロックわけの妙。
「オレンジの君」っていうネーミングがいいですね。にやりとしちゃいます。
本当に占いって侮れない……というかお姉ちゃんが実際には全く出てきていないのにいいキャラ過ぎると思うのですよ。
真面目部員になったその先を想像するとニヤニヤが止まりませんねニヤニヤ。

C12  色とりどりの世界
……これもまた感想の言語化がちょっと難しいお話だな、と思いました。
まず先ほどちょっと触れたのですが、「色名」=「色」という概念が薄い青波だったので、「色の名前に対応した色だけが欠ける」っていう発想がやけに新鮮に感じられました。
そして、ラストの、一文が。妙に胸に突き刺さったんですよね。
多分それが彼の「姿」であってグレンの感情そのものに触れていないからなんだと思うんですけど。何か「うわあ」っていう言葉しか出なかったんです……感想になっていなくてすみません。でもこういう後味、好きです。
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2011/09/02 22:21 | Comments(0) | 覆面作家企画

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