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覆面作家企画5 Dブロック感想
すみません、数日遅れになってしまいましたが……
行くぜ、Dブロック感想!
推理までは着手していませんのでご了承下さい。

いつものことながら好き勝手書かせていただいております。
テンションがおかしいのはやっぱり仕様です。

それでは、以下感想になりますー。
 
D01  俺の妻の手作り弁当がまずいわけがない
最初の会社のシーンがあまりに普通のオフィスのシーンから始まったので、そのトーンで貫くのかと思いきや奥さんが喋り始めた瞬間にがらっと世界が変わりましたよ!?(笑)
妙子さん可愛いな……滔々と説明しながらも、最後にちょっと色を加えてきたところを見るに、こっそり気にしていたんだろうな……そこがまた可愛い。とても可愛い。
多分、この話を読んだ後の感想としては、以下が正しいんだと思っています。
ごちそうさまでした!

D02  マジで恋するうんたらかんたら
……告白します。
めっちゃ好きです、この話。
初っ端の「敢えて言おう。マジキチだ。」で「ああ、この人はもうだめなんだ……」って読み手側もとっとと悟りを開いてしまったが何も間違ってなかった(笑)。
基本的に通勤途中に携帯から読んでいるのですが、電車の中で超ひくひくしてましたもうお前本当に変態だな大好きだああああああ
まさか、まさか覆面でここまで下ネタ全開な話を読めるとは思っていませんでした。
そして素敵にばっさりとしたオチもまた最高でした。そうじゃないと!
いつかこんな話を書いてみたい、そんな憧れを抱くお話でした。憧れを抱く方向が間違ってるって? 気にするな!(サムズアップ)

D03  荒野のニンジン
ニンジン……ニンジン?
タイトルが既に何か奇妙なのですが、話を実際に読んでみて更に妙な気分になりました。話としては本当にとってもシリアスな状況の、異世界ファンタジー……なのにニンジン……(笑)
「ニンジン……」って思いながらも、現実に気づいたシーンにはぞっとしてしまう。その感覚の差異がまた凄い。
でも一番怖いのは天然過ぎる彼女じゃないかと思うのですよ!(爽やかに)
ダリュース……が、頑張れ……

D04  彩色展覧会
何処までも不思議な世界観ながら、とても綺麗なお話でした。
多分「綺麗」という言葉が一番似合うのではないかなあと。
そんな中に存在する鉱石の名前を持つ二人のやり取りも、またすごく世界に溶け込んでいるなあと感じられて。
物語に描かれている、全ての輝きがそのまま目に映るようでした。

D05  キャンバス
う、うわああああああ(第一声)
うん、こうなるべくしてこうなってるって何となくわかる! わかるだけにうわあああああ
……感想になっていなくてすみません。ただ、こういう関係性の話を読むと「うわあああ」と頭を抱えたくなってしまうもので。
この物語で唯一、具体的な言葉になっていない(と思う)美咲の心の内は最初で書かれている通り、彼女のキャンバスの上にしか現れていないってことなんでしょうね……だから、実際に美咲がどう思っているかは、その、塗りつぶされた空の色から推測するしかない。それがまた、悔しいけれど上手いなあと思いました。

D06  透明な口付け
何だか不思議なお話。静かなのに、雨の香りがするような。
うん、音よりは視覚と嗅覚に訴えている感じがします。植物の描写が多いからかな?
風景の描写が美しいなあと思います。こういう情緒のある描写には憧れますね。
変わりゆくものと変わらないものの間の隔絶と、その隔絶を意識させながらも確かに行われた「口付け」がまた素敵だなあ……そんなことを思いました。

D07  色彩の守護者
正統派! 正統派ファンタジィ活劇来ましたね!
この文字数で情報が過不足なく纏まっていて、凄いなあと思います。ファンタジィ系って、短編だと特に世界観を伝えながら物語を展開させるのが難しいもので。
それにしても、色彩の王の能力、いいじゃないですか……私はこういう、使いどころが多少微妙な能力をクレバーに使う奴に憧れるわけで(そろそろ黙ろうか)
主人公と先輩のバランスがとても絶妙。いいコンビだ……!

D08  ばら姫と枯れた魔女
おおおお、御伽話だ! とても御伽話らしい御伽話ですね!
矢車菊が美味しいところを全部持っていった気がするのは気のせいなのでしょうか。
でも、これは本当に結末がいいなあ……
決して完全なハッピーエンドではないけれど、それでもすとんと落ちる感じが本当に素敵だなあと思ったのでした。

D09  サイレント・カラー
こ、これは……どうしよう、上手く感想を言うのが難しい。
「凄い」っていう一言しか出ないんですが。
本当にこの物語、これで規定文字数なのかと同じ書き手としてガクブルしたくなります。
いくつもの物語が重なり合って、それでいて一つの纏まりを生み出しているというか。限りなく情報を押し込んでいるのに、それでも単なる「情報」じゃなくて「物語」であるというか。
全編を通してみると、自分は冒頭のおばあちゃんと孫のやり取りが好きですかねえ……本当に、細かい言葉の端々まで気を遣ってるんだなあって感じられる、素敵なやり取りだと思うのでした。

D10  祈りをあなたに
「すっきりしない」。この言葉が物語を支配しているなあと。それも、決して悪いもやっと感ではなくて……本当に、存在すべくしてそこにある、もやっと感。
そのもやっとした感情を抱えたまま、それでも一つ一つ行動に移していくデキーの迷いや思いの流れがダイレクトに伝わってきました。
これからどうなるのだろう、と言うところで終わらせてしまう、というのもまた意地悪い! 悔しいけれど、上手い終わらせ方だと思います。

D11  My colors
最初は「何だろうこの女子力全開のおにゃのこは……」と思っていたのですが(すみません(平伏))、オチでつい笑ってしまいました。
ああ、ああ、こう来るのか! と笑いながら、すかっとしました。
いいねえ、このしたたかさ。
というわけで私が言えることは一つ。
君とダーリンの未来に幸あれ。

D12  Redbook/Bluewitch
これは、また、鮮烈。
青い空、青い海……そして人の手を離れてしまった蒼い薔薇と竜。
圧倒的に迫ってくるイメージ、その中で仲間と共にありながら「孤独」に戦い続ける魔女の姿が、何よりも鮮やかで悲しい。
それでいて、終盤になって登場する歌がまた、いい。
魔女と一緒に唇を噛みながら、でも、本当は……と考えさせられてしまう。
これは、もっと長い尺で描いてほしいとつい思ってしまう、それほど自分にとっては魅力的な世界、目に焼きついた世界でした。
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2011/09/06 23:19 | Comments(0) | 覆面作家企画

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