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2024/04/27 02:23 |
最近の読書記録
精神的に、最近ちょっと微妙に安定しないので。
そういう時は本を読むに限る。
本を読んでいる間は、自分の周囲の事象を忘れられるので!
本当に本は青波の精神安定剤なのかもしれん。
(だから安定してるときは圧倒的に本を読まない・笑)

というわけで今回の読書記録ー。
色々ネタバレあるから注意。
 
とりあえず前回からの続きとして「GOSICK」の5とsの2を読み終わったので、
5から直接続いてるっぽい6が楽しみすぎます。
しかしGOSICKを読んでるとノーグが書きたくなるんです。
ヴィクトリカは多分ノーグ・カーティスと同じ属性ではあると思うんだ……
可愛げとか可愛らしさとかを全体的に欠いてるけどな、農具は!
個人的にはブライアン・ロスコーが結構好きです。外見描写も含めて。
燃えるような赤毛に緑色の瞳って浪漫だよなー。

で、その後は「有頂天家族」を読了。
何かすごい和んだ。あのはちゃめちゃさがすごく好きだ。
やっぱり森見さんのお話は「お祭り騒ぎ」っぽい話が好きなのかもしれない。
相変わらずこの人の描く「主人公」(というか語り手)が緑野に見える罠。
「腐れ大学生」っていう言葉からして緑野しか思いつかないっていう。
緑野もそういえば狸面ですしね……そうか、あれは狸だったのか(←)。
もう、ひたすらにハッピーな話、って辺りがとてもいい。

ついでに「きつねのはなし」もずっと放っておいたけど読書週間ということで本日読了。
「果実の中の龍」が好きだったかなあ……「魔」のラストも好きだけど。
でも何か先輩の存在の希薄さがとても好きだったんだ、前者は。
全体的に気持ち悪かった。でもやっぱりこの人の筆致が好きだ。


さて、先週から今週にかけての一大読書は職場の友人サーズデイ氏から借り受けた、

「ばいばい、アース」。(あっ)

全四巻、一つ一つがそれなりに分厚く、しかも読み進めるのにやたら時間がかかる(笑)。
しかし読み終わって満足しました! やっぱり面白かった……
夏浦女史が「やっぱりうさぎさんかわいいようさぎさん」って言ってたのがきっかけだなんて内緒だ。
でもやっぱりうさぎさんかわいいようさぎさん。
キティはさながら不思議の国のアリス=ベルを導く白兎、なんだろうな。

初めから「あー、これはハイ・ファンタジーの顔をしてるけど絶対にSFだ」と思っていましたが(SFらしいタイトルもそうですが、言葉の選び方・考え方が、何となく自作楽園と近しいものを感じたので(それって楽園がSFって言ってるのと同義じゃねえか))、やっぱりSFだった。ちょっと嬉しい。
まあ、実際夏浦女史も「世界観があちこち楽園っぽいなー」と言ってたし、ね。
ちなみに楽園の元ネタはこれじゃなくて大まかに言えば「猫の地球儀」と「西の善き魔女」です(真顔)。これ言えば青波が楽園に込めた意図が大体通じる気がするんよ……
「ばいばい、アース」も初見イメージとして「猫の地球儀」と近いものを感じたんですよね。「人」が居ないから曲解された、でも「人」が確実に介在してた世界、っていうか。で、解説で「猫の地球儀」が挙げられてたんでちょっと安堵しました(笑)。解説に挙げられていた話も読んでみたいなあ……後でチェックしよう。

個人的には弓使いのベネット超かっこいい……と言ったところで別のベネットが出てくるのはご愛嬌である。
ベネットとギネスのコンビの安定感が異常。ギネスもかっこいいよなあ、あの何を考えてるかわからない感じを含めて。
アドニスは好きなタイプかと思いきや、ダメさ加減という意味でどんどん落ち込んでいく辺りで吹きました。これは何か、ブラン的な泥沼の陥り方だ……最後の最後まで、結局微妙にダメなままで終わっちゃったのがちょっと切ない。最後が「アドニスとベル」の一騎打ちにならなかったのが、なー。まあ、ある意味アドニスの剣で「NOW HERE」を示した地点でアドニスVSベルは終わってたんだろうな。

テーマが凄く好みだったのですよ。
NOWHEREにしてNOW HERE、空色少年物語を丸ごと書き直したくなる衝動(笑)。
実は青波がずっと描こうとしてるのって多分「ナウヒア」の精神なんですよ。
今ここに在るということ。
だから根本的にベルに共感しながら読んでしまったもので……アドニス側にあんまり共感できなかったのかもしれない。アドニスの孤独と求めるものが分からなかったわけじゃないんだけど、いまいち共感しきれなかった感。

あー、でもいちいち浪漫に満ち溢れた話でした。
こう、音楽をテーマにした話はとても好きなのですよ! 音が文章の中で描かれるたびに涙ぐむという意味不明な共感。
ラストのシェリーの聖歌とかマジでやばかった。
でもどちらかというとツバメの人の歌のほうがよっぽど涙ぐんだのは内緒だ。

あとはあれか。遊園地を行くイメージが頭に焼きつきましたね。
やっぱり遊園地って、いいよね……
CLOVERを不意に思い出す。あれも打ち捨てられた遊園地がラストバトルの舞台だったから。
イメージ的には結構近いものがあると思うんだ!

テーマにしろその終わり方にしろ、本当にとても満足した話でした。
これ読んでる間、全く空色思考になれませんでしたもん……
そのくらい、影響がでかい話でもあったということだと思うのです。
でもまあ、難しいことは考えずに。「面白かった」が一番の感想でした。

……天地明察、読みたいなー。早く文庫にならないかなー。
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2010/10/08 20:53 | Comments(0) | 読書記録

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